担当者 | 麻生 憲一教員紹介 | |
---|---|---|
単位・開講先 | 選択 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | STS-202 |
本講義では、観光情報学Ⅰの内容を踏まえて、観光情報の活用の仕方について具体的事例に基づいて平易に解説する。
まず、前半では、ソーシャルメディアとしてのSNSについて、どのように活用されているかを説明する。また、デジタルアーカイブの役割、観光地づくりに活用されているデジタルアーカイブについて、具体的事例を挙げて説明する。同時に、ゲーミフィケーションやスマートツーリズムについても取り上げる。本講義の後半では、DXや予約管理システム、観光統計情報などについて取り上げて解説を行う。
なお、第8回目に前半の総括として中間テストを実施する予定である。
本講義では、観光情報学の枠組みを体系的に理解し、観光情報について受講生自らが考え、理解し課題を解決できる思考力を養成することが到達目標である。
①観光に関わる情報関連知識を把握し、その下で観光情報のあり方を理解することができる。
情報関連知識とは以下を指す。
1)ソーシャルメディアとSNSの関係性を理解する。
2)デジタルアーカイブの情報蓄積と活用を理解する。
3)観光統計データの種類や分析方法を理解する。
4)Society 5.0 時代の観光のあり方を里香する。
②修得した情報関連知識等を活用し、情報社会に関連したさまざまな課題を発見し、解決する思考力を持つことができる。
情報社会に関連した課題とは以下を指す。
1)SNSの活用からもたらされる課題
2)デジタルアーカイブ利用から生じる課題
3)予約システムの運営上の課題
4)観光統計の整備上の課題
中間テスト(20%)
リアクションペーパー・受講態度(20%)
期末テスト(60%)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | |||
参考文献 | 新・情報学入門 | マイケル・バックランド | 日本評論社 |
参考文献 | 勝つための情報学 バーチャルからリアルへ | 山村明義 | 扶桑社新書 |
前回の講義内容を配布されたレジュメに基づき復習しておくこと。
また参考書などで事前に講義内容を把握しておくこと。
新聞やSNSなどで観光情報に関連する記事や情報に目を通しておくこと。
本講義は「観光情報学Ⅰ」を履修しておくことが望ましい。
レジュメは事前に配布する。
LMS上にアップするので、事前にプリントアウトして持参すること。
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | オリエンテーション(講義概要の説明) |
第2回 | デジタル社会と課題 (アナログからデジタル社会へ) |
第3回 | ソーシャルメディアとSNS (ソーシャルメディアの種類とSNSの課題) |
第4回 | ソーシャルメディアと活用事例 (自治体、企業の活用対象) |
第5回 | 観光とデジタルアーカイブ (デジタルアーカイブのメリット・デメリット) |
第6回 | 観光とゲーミフィケーション (ゲーミフィケーションの実現要素) |
第7回 | スマートツーリズムと活用 (定義と効果) |
第8回 | 中間まとめと中間テスト |
第9回 | 観光情報とDX (情報社会の変容) |
第10回 | 観光と予約管理システム (管理運営上の課題) |
第11回 | 観光と統計データ① (データの特性) |
第12回 | 観光と統計データ② (データの分析) |
第13回 | 観光情報活用事例① (着地型観光) |
第14回 | 観光情報活用事例② (道の駅) |
第15回 | 総括 |