担当者 | 麻生 憲一教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | STS-201 |
本講義の前半では、情報学に関する基礎的な概念を把握したうえで、ソーシャルメディアの普及や情報ツールの発達により観光事象がどのような変容しているかを解説する。まず観光情報システムとは何かを定義し、それらがどのように活用されているかを説明する。そして情報がどのようにデザインされ、発信されているかを概観する。情報発信においてはハードウェアとしての機器的整備、ソフトウェアとしてのコンテンツ充実が重要である。これらの具体的事例を説明する。本講義の後半では、観光情報に焦点をあて、ホームページ活用、観光協会の役割、スマートツーリズムなどの最新動向を解説する。
なお、第8回目に前半の総括として中間テストを実施する予定である。
本講義では、観光情報学の基礎的な枠組みを体系的に理解し、観光情報について受講生自らが考え、理解し課題を解決できる思考力を養成することが到達目標である。
①観光に関わる情報関連基礎知識を理解し、その下で観光現象を説明することができる。
情報関連基礎知識とは以下を指す。
1)観光情報システムを理解する。
2)メディアの役割と情報デザインの重要性を理解する。
3)情報発信としての媒体(ハードウェア)の仕組みを把握する。
4)情報発信ツールとしての重要性を理解する。
②修得した情報関連基礎知識等を活用し、情報社会に関連したさまざまな課題を発見し、解決する思考力を持つことができる。
情報社会に関連した課題とは以下を指す。
1)情報格差から生じる課題
2)個人情報の漏洩から生じる課題
3)情報コンテンツからもたらされる課題
4)情報メディアの発達から生じる課題
5)AIの発達からもたらされる課題
中間テスト(20%)
リアクションペーパー・受講態度(20%)
期末テスト(60%)
前回の講義内容を配布されたレジュメに基づき復習しておくこと。
また参考書などで事前に講義内容を把握しておくこと。
新聞やSNSなどで観光情報の記事や情報に目を通しておくこと。
講義では、事前にレジュメを配布する。
LMS上にアップするので、事前にプリントアウトして持参すること。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション(講義概要の説明) |
第2回 | 観光情報とは |
第3回 | 観光情報の特性 |
第4回 | 観光情報とサービスデザイン |
第5回 | 観光と位置情報サービス |
第6回 | 拡張現実と観光インパクト |
第7回 | 観光とICTの活用 |
第8回 | 中間まとめと中間テスト |
第9回 | 観光情報システム (形態・構造・活用) |
第10回 | 観光と情報発信①(ホームページ) |
第11回 | 観光と情報発信②(観光協会・iセンター) |
第12回 | デジタル観光(オンラインツアー) |
第13回 | デジタル情報と法制度 |
第14回 | 観光情報(AI・Iot)の今後の方向性 |
第15回 | 総括 |