幼児と表現(音楽)
担当者若谷 啓子教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [初等教育学科 こども教育コース]
科目ナンバリングESS-113

授業の概要(ねらい)

本授業では、領域「表現」のねらいと内容のうち、主に音楽表現に焦点をあて、保育者に必要な音楽的知識を学ぶと共
に、それらを実践的な活動に活かせる力を身に付ける。音楽的知識は、基本的な内容を中心に読譜、演奏に関連のある事
項を扱う。また、幼児教育現場で活かせるよう、歌う、奏でる、創る等の活動に焦点をあてて行う。

授業の到達目標

教員・保育士としての最低限の「即戦力」、「実践力」となるための知識を身につける。(知識・理解)
1)領域「表現」のねらいと内容について理解する。
2)領域「表現」のうち、音楽表現に関わる基本的な音楽理論を理解する。
3)基本的な音楽理論を用いて、様々な音楽表現が展開できる力を身に付ける。

成績評価の方法および基準

①発表 60%
②提出物 20%
③確認テスト 20%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『コンパス音楽表現』 駒久美子
建帛社
教科書『誰でも弾けるこどものうた50選』田﨑教子ドレミ楽譜出版社
参考文献文科省『幼稚園教育要領』(平成29年3月告示)フレーベル館
参考文献厚生労働省 『保育所保育指針』(平成29年3月告示)フレーベル館
参考文献内閣府 文部科学省 厚生労働省『幼保連携型認定こども園教育・保育要領』(平成29年告示)フレーベル館

準備学修の内容

授業で身につけた知識や実践力について毎回振り返るようにすること.
活動により、自宅での個人練習を必要とするものがあります。充分に練習をして臨んでください。 授業内容により、教材、教具を必要とする場合があります。予め準備をして臨んでください。

その他履修上の注意事項

授業で習ったことは全て音楽実技の授業に生かせるものが多いので平行して学べると良い。
グループワークは積極的に参加し、協調性と責任感をもって臨んでください。

授業内容

授業内容
第1回授業ガイダンス、シラバス説明
領域「表現」のねらいと内容について
第2回「表現」から「音楽科」への連携・接続について
声で奏でる:子どものうた
第3回幼児用楽器について①
楽器で奏でる:身近な素材で手作り楽器(オンライン授業)
第4回「表現」における音楽表現とは
手で奏でる:手遊び
第5回幼児用楽器について②
楽器で奏でる:幼児用楽器の奏法
第6回幼児用楽器について➂
楽器で奏でる:合奏を楽しむ
第7回音楽表現を伴うグループ発表(1)
声・手・楽器などを用いて
第8回音楽と言葉の関わりについて① 言葉のアンサンブルを楽しむ
第9回音楽と言葉の関わりについて② わらべうたを楽しむ
第10回身体表現について①
身体で奏でる:リズムを叩く
第11回身体表現について②
身体で奏でる:踊る
第12回音楽表現を伴うグループ発表(2)
言葉・声・身体などを用いて
第13回音楽教育メソッドを知る
総合的な表現活動の展開①
替え歌・編曲・アレンジなど
第14回グループワーク発表
第15回グループワーク発表、幼児と表現(音楽)についてまとめ