アメリカ経済論Ⅰ
担当者李  素軒教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [経済学科]
科目ナンバリングECP-325

授業の概要(ねらい)

この授業では、20世紀以降世界経済をリードしてきたアメリカ経済の歴史的発展過程を概観し、現代アメリカ経済の特徴及び課題について学びます。1929年世界大恐慌から2008年グローバル金融危機、近年のトランプ現象やパンデミックまで、アメリカ経済の変遷を辿りながら、関連する論点を解説します。

授業の到達目標

(1)アメリカ経済の歴史的発展過程についての基本知識を習得する。
(2)現代アメリカ政治経済の主要な論点に関する背景知識を習得し、自分なりの視点で読み解き、他者に説明できる。

成績評価の方法および基準

平常点:30%(授業中の発言、リアクションペーパー)
小テスト:30%
期末レポート:40%

小テストやレポートの解説・評価基準はLMSへ掲載します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書特に無し。
参考文献現代アメリカ政治経済入門河崎信樹、河音琢郎、藤木剛康編著ミネルヴァ書房
参考文献世界経済危機とその後の世界柴田德太郎編著日本経済評論社
参考文献資本主義の暴走をいかに抑えるか柴田德太郎著ちくま新書

準備学修の内容

前回までの講義内容についての小テストを授業期間中に2回実施するので、講義資料を復習し、ポイントを要約・説明でき るようにしてください。小テストの日程は前の週の授業中に告知します。

その他履修上の注意事項

アメリカ経済に関するニュースをチェックしたり、授業内容に関連する映画、ドキュメンタリーなどのコンテンツに触れたりしながら自分との接点を見つけると、学習の動機づけにも繋がると思います。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション:授業の概要と趣旨、進め方、成績評価方法等について説明する
第2回歴史的発展過程①:大恐慌とニューディル体制について学ぶ
第3回歴史的発展過程②:資本主義の黄金時代について学ぶ(LMSによるオンライン授業:オンディマンド型)
第4回歴史的発展過程③:新自由主義の台頭について学ぶ
第5回歴史的発展過程④:1990年代以降のアメリカ経済情勢について学ぶ
第6回産業構造の変化について学ぶ
第7回対外経済関係について学ぶ
第8回ドル基軸通貨体制について学ぶ
第9回金融化と金融危機について学ぶ
第10回金融政策について学ぶ
第11回財政政策について学ぶ
第12回雇用構造の変化と格差問題について学ぶ
第13回移民政策について学ぶ
第14回米中貿易戦争と新冷戦について学ぶ
第15回講義を総括する