国際政治経済学Ⅰ
担当者李  素軒教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [国際経済学科]
科目ナンバリングECO-203

授業の概要(ねらい)

この授業では、激動する国際政治経済の動態を読み解くための基礎概念や理論について学びます。国家と市場の相互作用とそのダイナミズムに着目しながら、現代の国際政治経済の主要な論点を解説します。 

授業の到達目標

(1)現代の国際政治経済を特徴づける主要な傾向とその歴史的背景について基本的事項を修得する。
(2)グローバル化の進展が国際政治経済に与えた影響や課題について基本的事項を修得し、自分なりの視点で読み解き、他者に説明できる。

成績評価の方法および基準

平常点:30%(授業中の発言、リアクションペーパー)
小テスト:30%
期末レポート:40%

小テストやレポートの解説・評価基準はLMSへ掲載します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献世界経済論山本和人、鳥谷一生編著ミネルヴァ書房
参考文献グローバル資本主義-危機か繁栄かギルピン、ロバート著東洋経済新報社
参考文献G20の経済学-国際協調と日本の成長戦略 中林真一著中公新書
参考文献
参考文献

準備学修の内容

前回までの講義内容についての小テストを授業期間中に2回実施するので、講義資料を復習し、ポイントを要約・説明できるようにしてください。小テストの日程は前の週の授業中に告知します。

その他履修上の注意事項

国際情勢に関するニュースをチェックしたり、授業内容に関連する映画、ドキュメンタリーなどのコンテンツに触れたりしながら自分との接点を見つけると、学習の動機づけにも繋がると思います。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション:授業の概要と趣旨、進め方、成績評価方法等について説明する
第2回覇権安定論とパクス・ブリタニカの時代について学ぶ
第3回パクス・アメリカーナについて学ぶ(LMSによるオンライン授業:オンディマンド型)
第4回グローバル化と国家主権について学ぶ
第5回国際通貨体制の変遷について学ぶ
第6回金融のグローバル化と途上国の金融危機について学ぶ
第7回オフショア金融センターとタックス・ヘイブンについて学ぶ
第8回グローバル金融危機について学ぶ
第9回生産のグローバル化と多国籍企業について学ぶ
第10回国際貿易体制の変遷について学ぶ
第11回EU経済・通貨統合について学ぶ
第12回アジアの経済成長と地域経済協力について学ぶ
第13回国際政策協調とG20について学ぶ
第14回グローバル化の新たな課題と展望について学ぶ
第15回講義内容を総括する