環境経済学Ⅰ
担当者永井 リサ教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [経済学科]
科目ナンバリングECP-301

授業の概要(ねらい)

 この「環境経済学Ⅰ」では環境問題を経済学の観点から分析することを学びます。環境問題をどのように解決していくべきなのか、具体的な事例を取り上げて分かりやすく解説し「地球に対して、いま自分ができること」について考えながら、環境問題は自分たちの未来に直結する問題であることを様々な事例を通じて理解します。

授業の到達目標

①環境問題を経済学の観点から分析できるようになる。
②家計、企業、政府等の経済主体が環境問題に与える影響について、環境経済学の観点から理解し説明できるようになる。
③環境問題に関連する図表データを環境経済学の観点から理解し説明できるようになる。

成績評価の方法および基準

平常点(出席+リアクションペーパー50%)、期末試験(50%)として、総合的に評価します。講義中に参考文献や準備学習の課題等についても指示します。また、出席率や授業中での参加度を重視します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献環境経済学をつかむ(第4版)栗山浩一/馬奈木俊介有斐閣
参考文献よくわかる環境社会学(第2版)鳥越 皓之 、帯谷 博明ミネルヴァ書房

準備学修の内容

講義内で適宜プリントを配布し関連ウエブサイト・動画を紹介しますので、それらを用いて予習復習をされてください。

その他履修上の注意事項

講義の進み具合により、下記の授業計画に変更が生じる場合があります。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション:環境問題と経済学
第2回私たちの生活と環境①:経済発展と環境問題、ごみ問題と循環型社会
第3回私たちの生活と環境②:地球温暖化問題
第4回環境問題発生のメカニズム①:外部性と市場の失敗、共有資源の利用と管理
第5回環境問題発生のメカニズム②:公共財とフリーライド問題
第6回環境政策の基礎理論①:直接規制と市場メカニズム
第7回環境政策の基礎理論②:環境税と補助金
第8回環境政策の基礎理論③:直接交渉による解決
第9回環境政策の基礎理論④:排出量取引
第10回環境政策への応用①:政策手段の選択
第11回環境政策への応用②:廃棄物政策
第12回環境政策への応用③:京都議定書と地球温暖化政策
第13回環境政策への応用④:温暖化政策の現状と今後の対策
第14回まとめと期末試験
第15回総括・期末試験FB