担当者 | 菅野 博史教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [社会学科] | |
科目ナンバリング | SOC-111 |
われわれが当たり前だと思っていることを別の角度から問い直して吟味することが、社会学という学問の基本姿勢である。とはいっても、当たり前を問い直すことはとても難しい。そこで他者(他文化に属する者)の視点を介することで、もう一度、われわれが当たり前だと思っていることを問い直し、そうした視点から社会一般についてより広く深く考えてみたい。この授業では、こうしたねらいのもとに、日本人の考え方や行動様式について、外国人が抱いた疑問とそれについて解説した英文を読み、日本人、さらには社会や文化のあり方について社会学的に考えることを目指したい。こうした試みは、日本人の学生にとっては自らの社会についてきちんと説明できること、留学生にとっては日本文化についてより深く理解することという、グローバル社会のなかでもっとも必要な知識をもたらすはずである。
・日本社会と文化についての基礎知識を説明できる
・日本人の文化的な行動について、問題点を認識したうえでその正当性を主張できる
・自己の文化的背景を理解し、異なった価値観をもつ他者に対して寛容な態度をとることができる
授業への貢献と教科書の課題(合わせて50%)、ときどき行う小テストやレポート(50%)などをもとに評価する。期末テストで成績評価が定まるわけではないので、毎回の出席が大切になる。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | An Intercultural Exploration 外国人の捉えた日本人像 | 小林 純子・Antony Cominos | 成美堂 |
参考文献 |
毎回、教科書に沿って1セクションずつ進むので、その部分の予習(課題を含む)をしてくること。
履修にあたっては、英語力よりもいろいろなことを知りたいという好奇心の方が重要です。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 英語で社会学Ⅱについて |
第2回 | Close Intercultural Contact |
第3回 | A Question of Form |
第4回 | Expression of Gratitude |
第5回 | Chairperson's Greetings |
第6回 | Displaying One's Achievements |
第7回 | Expressions of Family Affection |
第8回 | 小テスト |
第9回 | Unpleasant Entertainment |
第10回 | Gifts as a Token of Gratitude |
第11回 | Visit at Lunch Time |
第12回 | A Neighboing and Distant Country |
第13回 | Demotion of Promotion? |
第14回 | Humiliation? |
第15回 | 小テストとまとめ |