担当者 | 佐藤 高樹教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [教育文化学科] | |
科目ナンバリング | SEM-302 |
[前期から継続]
春期に引き続き、テキストを精読しつつ、教育や社会・文化に関する専門的視座について理解し、受講生各自の「社会を見る眼を養う」ことをねらいとする。後期は、各学生の研究テーマの考察にも重きを置く。教職課程を履修している学生には、自身の教育実習(学校体験活動)をふり返り、実践の省察とその成果報告を通して、教育実践の分析視点を形成してもらうことも考えている。
ゼミ生同士の協働を通して、各受講生が専門的な問題意識をもち、自力で研究課題への洞察を深められるように学びをコーディネートしていく。
(1)「社会のなかの教育」「歴史のなかの教育」といった広い視野から、日本の社会が有する問題構造を捉えることができる。
(2)自分が興味を持つ分野の研究成果(著書や論文記事)の内容を的確に読み取ることができる。加えて、その論旨を他者にわかりやすく口頭で説明できる(レビューする力がある)。
(3)先行研究の到達点と課題を理解し、それとの関連が明確な独自の課題意識、分析視点をもつ。
(4)関心のあるテーマ以外にも広く社会・文化への関心を持ち、討論に積極的に参加し、建設的な議論へと導くことができる。
授業参加度(リアクション・ペーパー、授業中の発言など)40%、提出物(レジュメ、レポート、論文)60%、および報告プレゼンのパフォーマンス(加点)に基づいて、総合的に評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『風の谷のナウシカ』(全7巻) | 宮崎駿 | 徳間書店 |
教科書 | ※その他、文献・論文・雑誌記事など参考となる資料を、受講生の研究課題設定や考察の進捗状況をふまえて提示し、検討していく。 | ||
参考文献 |
受講生には、テキストや検討資料について自分の意見を発言してもらう。レジュメの作成、発表なども行う予定である。積極的な参加なくしては、ねらいは達成されない。授業外での自主的な学びを通して構築した自分の見解を持ち寄りながら、授業に参加してほしい。
この授業は「講義」ではなく「演習」ある。学生の主体的な授業参加~調査・発表・討議~が中心となる。自らすすんでたくさんの文献を読み漁ってほしい。
多様な情報に支えられた報告資料の作成、参加者(学生・教員)に有益な学びをもたらす綿密な発表への意識を求めたい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 後期イントロダクション:演習Ⅰでの学びをふり返る |
第2回 | 研究の進展に向けて:文献リスト・レビュー作成、先行研究批判について |
第3回 | テキスト精読(1): 前期到達点の確認と、議論したいポイントの抽出 |
第4回 | テキスト精読(2): 著者・作品に関連する情報の収集、意見交換 |
第5回 | 4年生「卒業研究」進捗状況報告と全体討議(1) |
第6回 | テキスト精読(3): 論点の確認と議論① 作品の舞台をめぐって |
第7回 | テキスト精読(4): 論点の確認と議論② 人物像をめぐって |
第8回 | テキスト精読(5): 問題設定と議論①〈戦争と生〉 |
第9回 | テキスト精読(6): 問題設定と議論②〈科学技術と人間〉 |
第10回 | 4年生「卒業研究」進捗状況報告と全体討議(2) |
第11回 | テキスト精読(7): 問題設定と議論③ 関連作品の参照 |
第12回 | テキスト精読(8): 後期到達点の確認、意見交換 |
第13回 | 3年生による研究発表:1年間の学びの総括 |
第14回 | 4年生による研究発表:教育学部での学びの総括 |
第15回 | まとめの討議と評価(LMS) (※受講生の人数や問題関心・要望に応じて、授業計画に変更を加えることがあります) |