世界の情勢(ヨーロッパ)Ⅱ
担当者佐藤 嘉寿子教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングARS-104

授業の概要(ねらい)

 ヨーロッパの国々は多種多様な歴史を経て今日に至っています。イギリス、フランス、ドイツ等、西ヨーロッパの国々は日本にとって身近に感じられているかもしれませんが、社会主義国家としての時代を経て、体制移行を経験した東ヨーロッパの国々は必ずしもそうではありません。本講義では、EU(欧州連合)に加盟している東ヨーロッパの国々の歴史や今日に至るまでの経緯を説明することによって、これらの国々に対する関心や理解を深めます。

授業の到達目標

・東ヨーロッパの国名や位置と共に、基本的知識を修得する。
・東ヨーロッパ諸国の社会主義時代、体制移行及びEUとの関係を理解する。
・東ヨーロッパに関する新聞記事やニュースの内容を理解できる。   

成績評価の方法および基準

・授業内容に関する課題70%、期末レポート30%
・課題やレポートは、すべてLMS上での提出になります。。
・質問等、授業への貢献度を加味します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書 テキストは使用せず、必要に応じて資料を配布します。参考文献等は、授業の中でも随時紹介します。
参考文献『現代ロシア経済論』吉井昌彦・溝端佐登史編ミネルヴァ書房 2011年
参考文献『現代ヨーロッパ経済』(第5版)田中・長部・久保・岩田著有斐閣アルマ 2018年
参考文献『政治・経済用語集』政治・経済教育研究会編山川出版社 2019年

準備学修の内容

準備学習は以下の通りです。授業は各自の予習を前提に進めます。
  ・事前にLMS上でレジュメ を公開します。
  ・予習としてレジュメ に目を通し、わからない用語等について調べておいてください。
  ・参考文献を利用して、授業内容を確実に理解してください。
  ・EUや東ヨーロッパ諸国に関する新聞や雑誌の記事、テレビ等のニュースに目を通すように心がけてください。

その他履修上の注意事項

・毎回の出席は必須です。授業は講義形式で行います。
・LMSの連絡事項、公開されたレジュメ や資料を必ず確認してください。
・レジュメ は未完成の状態で公開し、授業前に配布します。授業中に完成させてください。
・授業の妨げにならないよう、授業中の私語や途中退出は慎んでください。
・国際情勢の動向により、授業内容を変更することがあります。
・「世界の情勢(ヨーロッパ)Ⅱ」を受講する人は、必ず「世界の情勢(ヨーロッパ)Ⅰ」を受講してください。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス、授業の進め方、講義内容の紹介
第2回戦後の東ヨーロッパ
第3回東ヨーロッパの戦後における経済体制確立のプロセス
第4回東ヨーロッパの戦後経済体制の問題点
第5回東西冷戦の終焉に向かう東ヨーロッパ 諸国
第6回東ヨーロッパの体制崩壊
第7回東ヨーロッパの経済体制移行
第8回東ヨーロッパの経済体制移行における問題点
第9回EU加盟に向かう東ヨーロッパ諸国
第10回EU加盟後の東ヨーロッパ諸国
第11回東ヨーロッパとEU:移行後のハンガリー
第12回東ヨーロッパとEU:移行後のポーランド
第13回東ヨーロッパとEU:移行後のチェコ
第14回EU加盟後の東ヨーロッパ諸国が直面する諸問題
第15回秋学期のまとめ(オンライン授業)