政治学Ⅰ
担当者甲斐 祥子教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [法律学科 2018年度以降]
科目ナンバリングPOL-201

授業の概要(ねらい)

 政治学とは、政治の様々な側面を多様な方法論によって研究する学問である。
 この講義では、「政治とは何か」「政治と国民の関わり」という基本的な問題を扱う。具体的には、現在のわれわれの政治制度である議会制民主主義を支える思想やしくみ、主要な登場人物を取り上げ、それらが歴史的にどのように生成してきたのか、現実にはどのように機能しているのか、現在いかなる問題点が指摘されているのか、今後どのように変化していくのか、について、日本や諸外国の事例を検討し、受講生とともに考えていく。

授業の到達目標

①政治に関する基礎的な知識を有し、現実の政治のしくみや機能を把握することができる。
②政治に関心を持ち、自分なりに政治について考え、判断することができる。

成績評価の方法および基準

 2回のテストで、基礎的な知識の習得と政治への関心(自ら考える姿勢)を判定する。第1回テストと第2回テストの合計点(90%)と、授業への参加姿勢及び貢献度(不定期に行うアンケート等への回答を含む、10%)を総合して評価する。2回のテストは必ず受験する必要がある。テストを1回のみ受験しても合格点には達しない。やむを得ない事情でテストを欠席した場合については、授業時に指示する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『政治学のナビゲーター』甲斐祥子・宮田智之北樹出版
参考文献

準備学修の内容

 授業後には、ノートを読み返し、テキストの該当箇所を参考にしてノートを整理し、主要な概念・キーワードについて復習する。授業前には、前回の授業内容を復習し、さらに予習としてテキストの該当箇所を読む。
 現実の政治や社会状況について知るために、メディア(テレビ、新聞、雑誌、インターネット等)を通じて積極的に情報を収集し、自らの問題として考える習慣をつける。また、授業内に紹介する本をはじめとし、なるべく多くの本を読む。

その他履修上の注意事項

①毎回出席し、自らノートをとることが重要であることを理解して受講していただきたい。また、テストの実施回は授業の進行によって変動することがある。テストの実施回、テスト欠席の場合の措置、その他の連絡事項については、原則として授業内に発表するので、必ず出席をして確認すること。
②一般職の公務員を志望する学生には、公共政策論あるいは行政学も受講することを薦める。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション―授業ガイダンス・政治とは何か
第2回政治と権力
第3回民主主義と自由主義1―民主主義を考える
第4回民主主義と自由主義2―現代の民主主義論
第5回政治制度1―権力分立と政治制度
第6回政治制度2―様々な政治制度(オンライン授業)
第7回有権者と選挙1―有権者
第8回有権者と選挙2―選挙と民主主義
第9回有権者と選挙3―現代の有権者と選挙、第1回テスト(予定)
第10回政党1―政党とは何か、第1回テスト解説(予定)
第11回政党2―政党制
第12回政党3―変化する政党と政党制
第13回利益団体1―利益団体とは何か
第14回利益団体2―利益団体と政治
第15回利益団体3―シンクタンクと政治、第2回テスト(予定)