入門観光学実習Ⅱ
担当者山下 晋一教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [観光経営学科]
科目ナンバリングTOS-106

授業の概要(ねらい)

本実習は観光学を、「より身近に」「より幅広く」「より主体的に」学ぶためのものである。箱根・小田原の観光を実例としてフィールドワークを通して実地で学びながら、日本における観光の重要性と日本政府が推進する「観光立国」政策についても正確に把握することとする。
箱根・小田原地域の観光地域づくりの取り組みをテーマとして、より実践的な授業を行うため、箱根・小田原においてフィールドワークを行う。本フィールドワークにおいて実地で調査、ヒアリングを実施し、箱根・小田原の観光地域づくりの課題、将来展望について考察することとする。
専門家をゲストスピーカーとして招聘し、現地の貴重な情報や知見を得ることでより実践的で深い知識の修得を行う。

授業の到達目標

①経済・経営等の基礎的知識を理解し、観光に関連する社会現象を説明できる。
②観光に関わる多様性を理解し、多文化・異文化を受け入れることができる。
③テーマに即したレポート作成、プレゼンテーション、調整、総括を行うことができる。
④基礎的な課題認識、分析、課題解決手法を身につけ実践することができる。
⑤社会人としてのマナー、対人スキルを身につけ実践することができる。

成績評価の方法および基準

①レポートの内容、②プレゼンテーション内容、③学外実習及び授業内での取り組み度合④グループメンバーレビュー⑤課題提出状況・評点によって成績評価する。それぞれの評価割合は、①30%、②25%、③20%、④5%、⑤20%とする。③については主体性、協調性、発想力・思考力、向上心の視点から自己申告・教員評価に基づき評定する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書テキストは指定しない。適宜資料を配付する。
参考文献「観光白書」観光庁 HP
参考文献「旅行年報2021」日本交通公社 HP
参考文献「新・観光立国論」デービッド・アトキンソン東洋経済新聞社
参考文献
「日本版持続可能な観光ガイドライン」観光庁 HP

準備学修の内容

観光学は幅広い分野に関わる学問であり、社会・経済状況を常に観光との関わりを通じて考える習慣を持つことが重要であり、新聞、T VメデイアやW E B媒体などから主体的に問題意識を持って情報収集、分析に務めること。
研究テーマに対する知識の習得に継続的に取り組むこと。

その他履修上の注意事項

本実習は現場での実習を伴うことから少人数制での開講とし、受講生の上限15人をめどとする。受講生が多い場合には抽選により決定をする。学外実習の日時、集合場所、訪問先などについては初回の講義において説明する。学外実習費用の一部は学生個人の負担となるので留意すること。
授業の進行ならびに新型コロナウイルス感染状況等諸般の事情により、授業計画を変更する場合があるので、各回授業の説明に注意すること。

授業内容

授業内容
第1回授業の全体構成の解説・前期の振り返り グループ分け
第2回観光立国政策と観光地域づくり
第3回箱根町HOT21観光プランと箱根DMO
第4回小田原市観光戦略ビジョンと小田原DMO
第5回学外実習事前グループ研究
第6回箱根・小田原フィールドワーク1
第7回箱根・小田原フィールドワーク2
第8回箱根・小田原フィールドワーク3
第9回【オンライン授業】レポート作成ノウハウ
第10回グループ別調査・レポート作成1
第11回グループ別調査・レポート作成2
第12回グループレポート中間発表、グループ別調査・レポート作成3
第13回グループ別調査・レポート作成4
第14回グループ別レポート発表1、討論
第15回グループ別レポート発表2、討議、総括