担当者 | 山口 泰史教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [総合基礎科目] | |
科目ナンバリング | EDU-102 |
この授業では、「教育学I」で学習した内容を踏まえて、現代日本社会におけるさまざまな場面での教育が抱えている課題や問題について、その要因や解決可能性を検討してゆく。具体的には、資料や文献を読み解くことなどを通じてあらためて、いくつかのテーマの教育課題を整理し、個人ワークによって思考・アイデアを整理したうえで、グループワーク、グループディスカッションをおこなってゆく。
・現代日本社会における教育が抱える課題や問題について、客観的な観点から問題を把握することができる
・自分や周囲の人以外の多様な立場の人々の存在を踏まえた上で、教育問題へのアプローチをおこなうことができる
・他者との議論を通じて、自身の思考を深めるとともに他者の思考の深化をうながすことができる
・これらを通じて、教育に関する知識・技能を社会活動に用いる方法を習得するとともに、主体性を持って他者と協働して学び、自他を更に高め合う関係を構築する
・授業参加(授業内での発言や、個人ワークの内容・提出状況、グループワークにおける貢献など):50%
・期末試験:50% ※授業内でフィードバックをおこなう予定である
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 |
・授業内で紹介する文献や資料を読み、理解を深めたり論点を把握したりしておく
・授業内で、次回のワークに向けて指示を出すことがある。その指示にしたがって準備を進めておくこと
・社会情勢や履修者の状況に応じて、授業内で相談の上、授業方法・内容等を一部変更する可能性がある
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション:教育における課題・問題 |
第2回 | 教育問題について考えるということ |
第3回 | 学習指導要領と教育政策①:経済発展と教育 |
第4回 | 学習指導要領と教育政策②:新しい学力とゆとり教育 |
第5回 | 学習指導要領と教育政策③:学力低下論争と脱ゆとり教育 |
第6回 | 教育格差について考える①:生まれと教育機会 |
第7回 | 教育格差について考える②:学歴とキャリア形成 |
第8回 | 教育格差について考える③:地域社会と地域格差 |
第9回 | 教育格差について考える④:ジェンダーと教育 |
第10回 | 学校教育を考える①:学級と人間関係 |
第11回 | 学校教育を考える②:教師の指導のあり方 |
第12回 | 学校教育を考える③:教師の多忙化という現象 |
第13回 | 家庭教育を考える①:幼児教育と家庭環境 |
第14回 | 家庭教育を考える②:家族の多様化と教育 |
第15回 | 授業の総括 |