教育学Ⅰ
担当者山口 泰史教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングEDU-101

授業の概要(ねらい)

この授業では、誰しもがこれまで経験してきた、学校での教育、家庭での教育、社会での教育などさまざまな場面での教育という営みについて、そこでのさまざまな実践、相互作用、そこから生じる規範や水路づけを、これまでに刊行されてきた研究などを踏まえて整理していく。具体的には、教育の歴史や制度、実態についての基本的な知識や考え方を紹介した上で、それを自分のなかでどう整理できるか、また自分たちのこれまでの経験はそれらによってどう解釈できるようになるのか、個人ワークやその内容のグループ・全体での共有を通じて学習を深めてゆく。

授業の到達目標

・教育の歴史や制度等についての基本的な知識を習得し、それらを活用することができる
・教育についての知識や考え方を自分なりに整理して習得することを通じて、教育とはなにか、なぜどのようにして教育という営みがおこなわれるのか、という問いに対する自分なりの回答を示すことができる
・これらを通じて、幅広い教養と社会的倫理観、豊かな創造力および人間味を身につけるとともに、教育という分野についての知識・技能を習得し、社会活動にあたってそれを用いることができる

成績評価の方法および基準

授業参加(授業内での発言や、個人ワークの内容・提出状況、グループワークにおける貢献など):50%
期末試験:50% ※授業内でフィードバックをおこなう予定である

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献学校って何だろう―教育の社会学入門苅谷剛彦筑摩書房
参考文献ヒューマニティーズ 教育学広田照幸岩波書店
参考文献その他の文献は授業内で適宜、提示・紹介する。

準備学修の内容

・授業内で紹介する文献や資料を読み、理解を深めたり論点を把握したりしておく
・授業内で、次回のワークに向けて指示を出す場合がある。その指示にしたがって準備を進めておくこと

その他履修上の注意事項

・社会情勢や履修者の状況に応じて、授業内で相談の上、授業内容等を一部変更する可能性がある

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション:教育とはなにか
第2回公教育の仕組みとその役割
第3回教育思想と教育の哲学
第4回公教育制度の成立と存立
第5回現代社会における教育政策の変遷
第6回教育格差について考える①:生まれと教育
第7回教育格差について考える②:ジェンダーと教育
第8回教育とキャリア、ライフコース
第9回地域社会と教育
第10回学級・ホームルームという仕組み
第11回教職の専門性と課題
第12回学校における教育問題
第13回家庭における教育と家族の多様性
第14回教育と経済の関係
第15回授業の総括