授業の概要（ねらい）

この授業は、外国人留学生を対象にしたキャリア科目です。キャリアデザイン基礎Ⅰで学習した内容を踏まえて、日本で大学（大学院）を卒業した後に、就職する企業を選ぶための視点や情報を提供するだけでなく方法論をワークを通じて考えていきます。働くことの意味を考え、自分に合った業界や企業を探すための方法や考え方を学習します。この授業を毎回受講することで、「自分を活かせる仕事」を見つけることができます。また、授業で行う課題を通じて、他人に自分の考えを正確に伝える能力（説明する能力、表現などの書く能力）を身に着けることを目的とします。

この授業を担当する教員は、外国人留学生の就職支援を専門に行う第一人者です。様々な大学で外国人留学生のキャリア教育や就職支援に携わり、過去に1万人を超える外国人留学生の就職支援を行う一方で、日本国政府や自治体の外国人労働政策の政策立案のアドバイザーも務めています。本授業では、外国人留学生と企業の両方の目線から実例や実体験を基に講義を展開していきます。さらにグループワークや課題解決のワークなどを行うことにより、知識を深めながら、社会で活躍するための能力の開発を行い成長できるように授業を設計し、外国人留学生が希望する進路実現に向けて、納得したキャリアデザインが描けるように、教員と受講生が双方向でコミュニケーションをとりながら丁寧な指導を実施します。

授業の到達目標

（１）働くことの意義や働くイメージを持つこと
（２）企業の特性を把握し比較できる分析力と企業選びの軸をみつけること
（３）他者と円滑なコミュニケーションを行うための文章力、表現力を伸ばす

成績評価の方法および基準

出席平常点30％…積極的な授業参加
レポート40％…期日を遵守し、定められた形式で提出すること。
日常点（小テスト・課題など）30％…授業において課題を提出すること。また、補助教育として、キャリアサポートセンターが実施する留学生対象の就職・キャリア形成支援行事（以下、「その他履修上の注意事項」に記載の項目）への参加状況。

教科書・参考文献

準備学修の内容

・授業の準備学習の事前課題を複数回設定して提出してもらいます

その他履修上の注意事項

・全15回すべての授業への参加を強く推奨します。
・また、日本での民間企業就職を考えている方は履修することをお薦めします。
・補助教育として、キャリアサポートセンターが主催している就職行事へ積極的に参加することで、より高い成果を得ることが可能になります。行事の詳細は、授業内のオリエンテーションでお知らせします。

授業内容