保育実践演習はこれまでの4年間の履修科目における学びを踏まえて、主に保育実習を振り返ることを通して身につけた、保育士として必要な事項を確認するための科目である。
したがって、これまでの学生一人一人の学びを授業の中で丁寧に振り返り、最終的に自分が目指す保育士像とそれに向けた課題を明らかにしていくことを目的とする。
自らの実習での経験を発表し他学生や教員から質問やアドバイスを受ける中で、保育実習を通した学びや課題を認識し、自分自身の今後の道すじについて考えていく。また、他学生の発表に対しては、グループワーク等において質問やアドバイスを行い、他者視点と自己視点を通して自らが描く保育士像について考える。
・子どもや同僚、保護者と良好な人間関係を築くためのコミュニケーションスキルを身につける。
・保育者としての倫理観を持ち、責任ある行動について考え、実践できる。
・保育実践を振り返り、改善や修正をする視点を持つ。
・理論を実践と往還する中で学んだ、保育をコーディネートする視点から考えることができる。
出席を前提として、授業への自らの参加の姿勢・報告(30%)、他者からの学びの姿勢・報告(30%)、その他レポート等(40%)を総合して評価する。
各自の課題に取り組み、保育実習のふり返りに向けた準備をしっかり行って授業に臨むこと。
すべての実習を振り返り、自身の今後の課題を発見していく。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション/保育実習のふり返りについて |
第2回 | グループワークを通した実践記録を基にした保育実習のふり返り①保育・援助技術の展開 |
第3回 | グループワークを通した実践記録を基にした保育実習のふり返り②一人一人の子ども・利用者への対応 |
第4回 | グループワークを通した実践記録を基にした保育実習のふり返り③指導案・援助計画の立案と実施 |
第5回 | グループワークを通した実践記録を基にした保育実習のふり返り④保護者との関わり |
第6回 | グループワークを通した実践記録を基にした保育実習のふり返り⑤地域社会との連携 |
第7回 | グループワークを通した実践記録を基にした保育実習のふり返り⑥チームワークの実践 |
第8回 | グループワークを通した実践記録を基にした保育実習のふり返り⑦保育士の職業倫理 |
第9回 | グループワークを通した実践記録を基にした保育実習のふり返り⑧自己課題の明確化 |
第10回 | 責任実習で行った指導案の検討①グループ発表 |
第11回 | 責任実習で行った指導案の検討②グループ発表 |
第12回 | 責任実習で行った指導案の検討③グループ発表 |
第13回 | 3回の実習を通して自分が学んだことと、今後の課題について① |
第14回 | 3回の実習を通して自分が学んだことと、今後の課題について②とまとめ |
第15回 | オンライン授業について:初回までに実習の振り返りに関する課題に取り組んでいただきます。課題内容や提出時期は保育実習指導Ⅱ・Ⅲ内やポータルでお知らせします。 |