授業の概要（ねらい）

　本講義は、財務諸表論Ⅰに引き続き、簿記の知識を踏まえながら、財務諸表論の基礎理論を分かりやすく説明していきます。財務諸表は、企業の成績表であるいわゆる決算書のことで、財務諸表論の基礎理論を踏まえ、実際の財務諸表が読めるようになることは有意義なことであると思います。本講義では、特に、財務諸表の１つである貸借対照表に力点を置いて講義を行っていきます。
　講義では、実際の企業の財務諸表を用いて、学習した内容がどのように表示・開示されているのかを確認します。また、各回のテーマに関連する実務的な課題もとりあげます。

授業の到達目標

財務諸表論の基礎的理論をマスターし、特に貸借対照表の基本原則を学びながら、その構造を修得することを目標にします。
また、組織を運営するために財務諸表を活用することや、事業展開に必要な資金の流れを理解出来るようになることも目標とします。

成績評価の方法および基準

授業への貢献度を10％程度、ミニテスト（2回実施）を20%程度、定期試験（授業内試験）を70％程度にして評価します。

教科書・参考文献

準備学修の内容

上記の教科書を事前に読んで、予習をして下さい。また講義の後、講義で行った計算問題を解きながら、よく復習をして下さい。
教科書は、2022年2月発行の『レクチャー財務諸表論（第２版）』を使用します。

その他履修上の注意事項

私語は厳禁です。毎回出席して下さい。
第14回のみLMSによるオンデマンド型の講義となります。（第１回は対面講義です）

授業内容