スポーツ現場実習Ⅱ
担当者大下 太市教員紹介
単位・開講先選択  1単位 [スポーツ医療学科]
科目ナンバリングSPS-315

授業の概要(ねらい)

アスレティックトレーナーの活動であるスポーツコンディショニングやアスレティックリハビリテーション、トレーニング指導などを実際のスポーツ現場で行えるよう実習を行う。
特にこの授業では、実習現場で、チームスタッフ・トレーナー間、選手とのコミュニケーションが適切に取れているか、実習中リーダーシップを発揮し、学生トレーナーとしての役割を担えているか、ATの役割を理解し、それに準じた知識や技術をみにつけているかを中心に評価し、各論では主に救急処置の実習を行う。
※2年次のスポーツ現場実習Ⅰを修得していることを単位認定の条件とする。

授業の到達目標

・担当教員に対して、報告、連絡、相談が適切にできる(自分の意見も踏まえたうえで)
・解剖学の知識を習得し、現場で生かせる
・現場において、適切にリーダーシップが発揮できる
・トレーナー活動をするにあたり、適切な準備が行えている
・適切な救急処置プラン(EAP)を作成することができる
・適切に救急処置を行うことができる
・アスレティックトレーナーの役割を十分に理解し、それを全うできるよう準備ができる
・スポーツ外傷・障害、内科的疾患の知識を取得し、予防につなげることができる

成績評価の方法および基準

実習への参加意欲・活動(40%) レポート(40%) 報告会発表(20%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト
参考文献

準備学修の内容

教科書・参考書を用いてトレーナーに必要な知識や技術、資質などについて事前学習しておくこと。スポーツ現場に入る前に、現場実習のルールやマナー、心構えなどについて再確認しておくこと。

その他履修上の注意事項

スポーツ現場に入る前に参考書を用いてトレーナーに必要な知識や技術、資質などについて学習し、実習に意欲的に取り組むこと。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンスほか
第2回救急処置の基本的な知識について
第3回スポーツ現場における基礎知識について
第4回外傷時の処置について① 特にRICE処置を中心に
第5回外傷時の処置について② 出血時の対応(止血)を中心に
第6回外傷時の処置について③ 特殊な外傷時の救急処置を中心に
第7回患部の固定法
第8回運搬方法
第9回緊急時の救命処置について① 心肺蘇生法を中心に(講義)
第10回緊急時の救命処置について② 心肺蘇生法を中心に(実技)
第11回緊急時の救命処置について③ 頭頚部・脊椎外傷の救急処置について
第12回内科的疾患の救急処置 熱中症やショック状態などを中心に
第13回現場における救急体制について EAP作成を中心に
第14回実際の現場においてどのようなEAP作成が必要かを考える 実際に作成する
第15回発表と総評