社会調査実習Ⅰ
担当者浦野 慶子教員紹介
単位・開講先選択必修A  2単位 [社会学科]
科目ナンバリングSTS-301

授業の概要(ねらい)

 本実習では、社会調査を実際に行うことを通じて、社会調査法や社会統計学などで体系的に学んだ社会調査の知識と技術を実践的に体得し、社会調査を遂行する能力を獲得することを目的としています。
 最初に、社会調査法の基礎的知識と技術を復習し、次に、「大学生の就職に対する意識と就職活動に向けたソーシャルメディアの利用状況に関する調査」を全体テーマとして各受講生の問題関心に応じて具体的な下位テーマを構想して、テーマごとにいくつかのグループを結成します。社会調査を実践する具体的な作業はグループ単位で行うことになります。社会調査のプロセスのうち、社会調査実習Iでは仮説の構成と調査票の作成を中心に行います。
 ※秋学期に社会調査実習II(同一曜日・時限)を継続して履修する必要があります。

授業の到達目標

1)社会調査法や社会統計学などで体系的に学んだ社会調査の知識と技術を実践的に体得する。
2)他者と協働しながら、社会調査を遂行する能力を獲得する。

成績評価の方法および基準

実習への参加度(40%)、グループ発表の内容(60%)によって総合的に評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『入門・社会調査法〔第3版〕』轟亮・杉野勇編(法律文化社)
参考文献

準備学修の内容

教科書である轟亮・杉野勇編『入門・社会調査法』(法律文化社)を読み、各章ごとに重要なポイントをA4サイズ1枚程度にまとめる。

その他履修上の注意事項

グループで作業する課題があります。遅刻・欠席をせず、積極的に参加してください。欠席する場合には事前にメールで連絡してください。プリントを配布するため、A4サイズのファイル等を持参してください。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス、グループ分けをする
第2回調査を構想する
第3回調査を企画する
第4回調査の企画と役割分担をする
第5回仮説を構築する
第6回仮説を具体化する
第7回調査項目を選定する
第8回質問文を作成する(1)
第9回質問文を作成する(2)
第10回調査票を作成する(1)
第11回調査票を作成する(2)
第12回プリテストをする
第13回プリテストの結果を検討する
第14回調査票を修正する
第15回調査票を印刷する
学習到達度を確認する