現代社会論Ⅰ
担当者浦野 慶子教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [社会学科]
科目ナンバリングSOC-103

授業の概要(ねらい)

私たちの生きる現代社会はどのような社会であると考えますか?みなさんが生まれた時代と比較して、現在の日本社会はどのように変わったと考えますか?この講義では、現代社会の構造とその実態を把握するための理論と分析手法を説明したうえで、各種データおよび各種作品をもとに青年期における社会意識と社会行動の変容を分析し、現代社会のあり方について討議します。

授業の到達目標

1)現代社会の構造を把握するための理論と分析手法を理解し、説明できる。
2)理論と分析手法を使って、現代社会でおきている問題や課題を発見できる。
3)現代社会の問題に対して、自分の意見を表明し、他者を意見を交換できる。
4)現代社会の問題を解決するためには、行政、教育機関、地域、家族がどのような取り組みをするべきか、社会学的知識に基づいた自分の意見を説明できる。
5)グローバル社会において、多様な価値観などを尊重しながら積極的に交流できる。

成績評価の方法および基準

授業時間の最後10~15分程度で意見・感想・質問などを記入するリアクションペーパー(20%)と試験の成績(80%)で評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書多摩学帝京大学文学部社会学科『多摩学』執筆委員会学文社
参考文献

準備学修の内容

・公的データおよび民間データをもとに現代社会の特徴を理解して、自分の考えをまとめる。
・多摩地域をモチーフにした青年期に関する作品を3作品以上調べて、自分の意見をまとめる。

その他履修上の注意事項

基本的には講義形式をとりますが、受講生との双方向の対話を重視しているため、授業中にみなさんの意見や考えを求めることがありますので、積極的に応答してください。また、共に学び合うことも重視しているため、授業中に課すリアクションペーパーの内容は、個人情報を除き、授業中に取り上げることがありますので、承知しておいてください。パソコンによるノートテイクを希望する場合には、事前に相談してください。プリントを配布するため、A4サイズのファイル等を持参してください。

授業内容

授業内容
第1回現代社会をモチーフにした作品から、現代社会の問題に関心を持つ
第2回多摩地域をモチーフにした作品から、現代社会の問題を考察する
自分の考えを論じる練習をする
第3回ブラックバイトの問題について考察し、討議する
第4回疑似恋愛依存について考察し、討議する
第5回ネット依存について考察し、討議する
第6回『レ・ミゼラブル』が提示する今日的課題について分析する(1)
第7回『レ・ミゼラブル』が提示する今日的課題について分析する(2)
第8回自分の意見を持ち、積極的に交流する
学修到達度の中間確認をする
第9回グローバル社会における青年期の変容について考察し、討議する
第10回青年期における家族関係について考察し、討議する
第11回青年期における友人関係について考察し、討議する
第12回青年期における恋愛関係について考察し、討議する
第13回全体のまとめをする
学修到達度の確認をする
第14回現代社会の問題について、自分の考えを論じる練習をする(1)
第15回現代社会の問題について、自分の考えを論じる練習をする(2)