産業・企業研究Ⅰ
担当者磯山  優教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [経営学科]
科目ナンバリングMAN-313

授業の概要(ねらい)

◎本講義は日本政策金融公庫などの協力を得て開講されます。
 企業の最前線で活躍する若手経営者などをゲスト講師として招き、最新の企業経営の具体的かつ実践的な内容を学ぶことができます。また、日本最大級の政府系金融機関である日本政策金融公庫が後援する「ビジネスプランコンテスト」に参加し、自分たちの経営・企画能力を客観的に評価してもらう機会を設けています。そのため、就職活動の際にエントリーシートなどでアピールすることができます。
 この授業で学べるのは以下の三点です。
① ベンチャー企業の起業・育成
 ベンチャー企業を自ら起業したり育成した経験を持つ現役経営者が講義することにより、企業経営についてだけではなく、起業や資金調達の方法など、ベンチャー企業に関する具体的で実践的な知識を学ぶことができます。
② 先端企業の現場で行われている実践・具体的手法
 先端的な事業を営む企業の現役経営者が日々実践・経験しているマーケティングやファイナンスに関する知識を学び、通常の講義では得難い実践的で具体的な手法を学ぶことができます。
③ 将来の就職活動に向けて様々な業種に関する知識
 特定の業種に縛られず、様々な業種の現役経営者が講義を担当することにより、将来自分がどのような業種に就職すれば良いかを考える上で、大いに参考になる知識を学ぶことができます。
 以上の内容を学ぶために、本講義ではゲスト講師の講義を聴講するだけでなく、グループディスカッション、グループごとのプレゼンテーションなどを行います。そのため4回の授業を1セットとしています。すなわち、①経営者の講義→②課題に関するグループワーク(その1)→③課題に関するグループワーク(その2)→④グループごとのプレゼンテーションのローテーションで授業を行います。 

授業の到達目標

① ビジネスプランコンテストに参加することで、事業経営に必要とされる実践的な企画力などを身につける。
② ゲスト講師の講義を通じて、最新の経営手法や企業の経営現場の実態を理解する。
③ グループディスカッションやグループごとのプレゼンテーションを通じて、自分の意見を的確に他人に伝えられるようにする。

成績評価の方法および基準

(1)全員共通
 ① 各セットの最後に提出されるグループごとの発表内容(1回につき20点満点×3セット=60点)
 ② 期末試験(40点満点)
  合計100点とし、所定の点を超えた場合は合格とします。
(2)ボーナス得点
 以下に該当する場合はボーナス得点がつきます。
 ① 班長…5点
  ※1回のみ。やむを得ない事情により途中で交代した場合は、新任の班長に加点。
 ② プレゼンテーション用資料の作成担当…5点
  ※各セットごと。
 ③ プレゼンテーション発表者…5点
  ※各セットごと。
 ④ アイディア担当
  ※各セットごと。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書授業内で指示します。
参考文献授業内で指示します。

準備学修の内容

事前学習:担当講師から出された課題にグループで取り組み、プレゼンテーションできるように準備してください。
事後学習:授業内容を踏まえ、担当講師から出された内容に基づきプレゼンテーションを作成してください。

その他履修上の注意事項

① グループワークを行います。グループ分けを第一回の授業の際に行う予定なので、必ず参加してください。参加していない人は、以降の授業に参加できないことがあります。
② 欠席すると、同じグループの他の人たちに多大な迷惑がかかるので、欠席しないでください。
③ ゲスト講師の都合により、予告なしに内容・担当者が変更になることがあります。
④ グループワーク実施の際に、PCもしくはスマートフォン等の利用が必要になることがあるので、準備してください。

授業内容

授業内容
第1回①ガイダンス、受講上の注意
②グループ分け、自己紹介など。
③第2回からの担当講師の紹介
※グループ分け等を行うので、履修予定の人は必ず参加してください。
第2回担当講師:日本政策金融公庫多摩創業支援センター所長 立本純之氏(予定)
資金調達の重要性について学び、企業設立時の資金調達の手法の基礎について学び、ビジネスプランの立て方について学びます。また、課題を提示していただきます。
第3回担当講師:社会人教育振興財団 熊谷功吉氏(予定)・磯山優
内容:前回提示された課題についてディスカッションした後、担当講師による講義。講義内容に基づき、講師から提示された課題に基づきグループディスカッションします。
第4回担当講師:社会人教育振興財団 熊谷功吉氏(予定)・磯山優
内容:前々回提示された課題についてディスカッションし、プレゼンテーション用スライドを作成します。
第5回担当講師:日本政策金融公庫多摩創業支援センター所長 立本純之氏(予定)
グループごとにプレゼンテーションし、内容について担当講師からのフィートバック。その後、本セットについてまとめます。
第6回担当講師:株式会社ICO 商品開発部部長 平塚太郎氏(予定)
内容:商品やサービスの新規企画、ならびにマーケティング開発の具体的な手法について学びます。
第7回担当講師:社会人教育振興財団 熊谷功吉氏(予定)・磯山優
内容:前回提示された課題についてディスカッションした後、担当講師による講義。講義内容に基づき、講師から提示された課題に基づきさらにグループディスカッションします。
第8回担当講師:社会人教育振興財団 熊谷功吉氏(予定)・磯山優
内容:前々回提示された課題についてディスカッションし、プレゼンテーション用スライドを作成します。
第9回担当講師:株式会社ICO 商品開発部部長 平塚太郎氏(予定)
グループごとにプレゼンテーションし、内容について担当講師からのフィートバック。その後、本セットについてのまとめます。
第10回担当講師:EVER BREW株式会社代表取締役菅原亮平氏(予定)
内容:ベルギービール輸入業を中心に、事業の海外展開の手法について講義を受けます。
第11回担当講師:社会人教育振興財団 熊谷功吉氏(予定)・磯山優
内容:前回提示された課題についてディスカッションした後、担当講師による講義。講義内容に基づき、講師から提示された課題に基づきグループディスカッションします。
第12回担当講師:社会人教育振興財団 熊谷功吉氏(予定)・磯山優
内容:前々回提示された課題についてディスカッションし、プレゼンテーション用スライドを作成します。
第13回担当講師:EVER BREW株式会社代表取締役菅原亮平氏(予定)
グループごとにプレゼンテーションし、内容について担当講師からのフィートバック。その後、本セットについてのまとめます。
第14回◎今回はオンライン授業を行います。
これまでに参加していただいた講師の方にオンラインで参加していただき、ディスカッションします。
第15回前半:担当講師:社会人教育振興財団 熊谷功吉氏(予定)・磯山優
 秋期に開催する予定のビジネスプランコンテストに向けて説明し、ビジネスプランの立て方について講義します。
後半:期末試験