担当者 | 井上 史子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [総合基礎科目] | |
科目ナンバリング | SEM-103 |
「高等教育セミナー」は、高等教育開発センター教員が担当し、教授・学習に関わるさまざまな事象や大学教育について、多様な視点からより深く、幅広く学ぶ科目群です。
この「高等教育論」では、大学教育に関わる幅広い理解を通して、学生として何をどのように学ぶべきかといった問題に対する基本的な考え方や学習を効果的に進めるためのスキル等を講義と演習を通して養います。自身が学ぶ大学について関心のある学生やアカデミックスキルを身につけたい学生、教育に関わる職を目指している学生の皆さんの受講を歓迎します。
コースの前半では、授業内で教員や他の受講者と知識を共有したり、提示された課題についてディスカッション(討議)などを通して自身の考えを深める活動を行います。後半では、ピア・エデュケーションの考え方をもとに学生のコミュニケーション能力や問題解決能力を高めることを目指したグループワークや、学生としてどう学ぶかについて自身の考えをまとめて発表する(口頭発表)といった活動を行います。
本授業は対面形式で実施しますが、課題の提出などはオンラインで行いますので、ネットワークにアクセスできる情報環境やパソコンなどの情報機器の準備は必須です。それらが自分自身で準備・対応できることを踏まえて履修登録をして下さい。(※今後の社会状況によっては、新型コロナウィルス感染拡大防止にむけた大学の方針等により授業形式が変更となる可能性もあります。)
なお、本授業で得た知識や考えを実践する場として、『未来型学修デザインラボ』(自己啓発支援科目、火曜日2・3限)の授業を設定しています。
①大学教育の基本的な意義や役割・機能、大学での学び方について簡潔に説明できる(知識理解)
②他者と円滑なコミュニケーションをとろうとする(技能・態度)
③大学教育に関心を持ち、積極的に授業に取り組むことができる(関心意欲、態度)
①期末小テスト(総括的評価:知識理解) 50点
②課題提出(形成的評価:思考判断、関心意欲・態度)30点(5点×6回)
➂課題発表(形成的評価:知識理解、関心意欲・態度、技能)20点(教師10点、相互評価10点)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 『高等教育論入門 大学教育のこれから』 | 早田幸政 他 | ミネルヴァ書房(2010) |
参考文献 | 『大学の教育力‐何を教え、学ぶか』(第五刷) | 金子元久 | ちくま書房(2013) |
参考文献 | 『アカデミック・スキルズ~大学生のための知的技法入門(第2版)』 | 佐藤望 他 | 慶應義塾大学出版会(2012) |
参考文献 | 『ポートフォリオが日本の大学を変える』 | 土持ゲーリー法一 | 東信堂書店(2012) |
参考文献 | 相互理解を深めるコミュニケーション実践学(改訂版) | 林徳治、沖裕貴、井上史子 他 | ぎょうせい(2010) |
授業内容に関する文献や資料等を読み、その内容について質問を考えてくるといった準備学習を課します。具体的な課題や提出方法については、授業の中で提示します。
(1)授業外活動はLMS(オンライン学習システム)を使用します。提出した課題は受講学生が相互に閲覧可能となりますので、予め了解しておいて下さい。
(2)関連する授業として、「未来型学修デザインラボ」(自己啓発支援科目、2年生以上)を受講することで、より本授業内容への理解が深まります。
(3)欠席および公欠の扱いについては、大学の規程にしたがいます。
(4)教室内(対面)での飲食や不要な私語は厳に慎んでください。これは言うまでもなく最低限の授業におけるマナーですし、感染を防ぐ上でも重要です。それらが守られていない受講生には個別に声掛けをさせていただく場合もありますのであらかじめ承知しておいてください。また、教室への入室前には必ず手洗いをし、授業中は必ずマスクを着用してください。受講に際してとくに対応が必要な場合は遠慮なく申し出てください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 【オリエンテーション・高等教育の動向】 ・授業目的、授業方法、成績評価などの説明 ・準備学習とレポートの書き方、LMSの利用等に関する説明 ・(講義)日本の高等教育と学習者中心の教育への転換 |
第2回 | 【大学を知る(1)】 ・帝京大学の教育理念、大学での学びとは ・学部・学科の人材養成目標(ディプロマ・ポリシー)を学生の目線から検討する ・(個人ワーク)<課題提出①> |
第3回 | 【大学を知る(2)】 ・教養教育とアカデミックスキルズについて知る ・アカデミックスキルズがどのように自身の人生に関わるかを検討する |
第4回 | 【大学を知る(3)】 ・単位制度について知る ・学生の学習を促すシラバスを学生の立場から提案する |
第5回 | 【大学を知る(4)】 ・学生の学修成果の評価を考える ・21世紀社会に求められる学力について検討する(ディスカッション) |
第6回 | 【大学を知る(5)】 ・アクティブラーニング型授業の意義と効果について知る(学生の視点から) ・自己調整学習の理論をもとに主体的な学びについて考える(個人ワーク) |
第7回 | 【大学と学生(1)】 ・青年期の特徴と課題について知る ・マズローの法則と大学での学び(グループワーク)<ワークシート提出②> |
第8回 | 【大学と学生(2)】 ・ピア・エデュケーションの理論について知る ・ピア・サポートの効果と、そこで求められる能力について検討する |
第9回 | 【大学と学生(3)】 ・コミュニケーション演習(1):イヌバラ法(予定) ・少人数でのコミュニケーションの取り方を学ぶ<ワークシート提出③> |
第10回 | 【大学と学生(4)】 ・コミュニケーション演習(2):ほめ言葉(予定) ・言葉による他者との適切なコミュニケーションについて学ぶ<ワークシート提出④> |
第11回 | 【大学と学生(5)】 ・ロジックツリーを使った問題解決演習(グループワーク) ・ロジックツリーを使い、自身の問題について分析する<ワークシート提出⑤> |
第12回 | 【大学と学生(6)】 ・学修ポートフォリオについて知る ・これまでの自身の学びについて振り返る<ワークシート提出⑥> |
第13回 | 【大学と学生(7):オンライン授業】 ・様々な教授・学習理論について知る ・「ティップス先生の7つの提案」をもとに大学でどう学ぶかについてレポートにまとめる。 |
第14回 | 【課題発表】 ・第13回のオンライン授業においてまとめたレポートを各自が発表し、相互評価を行う<個人発表> |
第15回 | 【総括】 ・期末小テストの実施 ・授業総括と学修の振り返り |