現代社会学特論AⅡ
担当者大浦 宏邦教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [社会学科]
科目ナンバリングSOC-245

授業の概要(ねらい)

 社会問題について、説得力のある議論を行うには、信頼性の高い資料を用いる必要がある。政府や自治体が発表した資料や、現地で調査を行う研究者が書いた著書や論文などが出発点になるだろう。これらについてクロスチェックを行って吟味すると、さらに信頼度を高めることができる。またこれらの資料を用いて統計的分析を行えば、新しい知見を得ることも可能になる。
 後期は関心のあるテーマについて、必要に応じてグループを組んで資料を集め、お互いに矛盾がないか、あるいは他の資料で裏が取れるか検討してみよう。可能であれば統計的分析を行なって、どのような結果が得られるかを見てみたい。結果を学年末にプレゼンテーションができる形にまとめてみよう。

授業の到達目標

 テーマに沿って信頼性の高い情報を集めることができる。
 情報の信頼度を吟味し、統計的方法で分析することができる。
 結果を分かりやすい形で、プレゼンテーションすることができる。

成績評価の方法および基準

 発表・レポートを70%、グループワークなど授業への参加状況を30%として、総合的に判断する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『ゼロからのプレゼンテーション』三谷 宏治プレジデント社 など

準備学修の内容

 夏休みの間に興味のある文献を読んでおいてほしい。授業は演習やディスカッションを主体に行う。情報の吟味や論理的に思考する力は一朝一夕に身につくものではない。繰り返し実践することが重要である。

その他履修上の注意事項

 日頃のニュース報道やネットの書き込みについても、批判的に検討する習慣をつけてみてほしい。

授業内容

授業内容
第1回実データによる演習1(銀座スエヒロカフェテリアサービス株式会社の実データを用いたデータ分析)
第2回実データによる演習2(上記実データをもとに売り上げ変化の要因を考察)
第3回実データによる演習3(上記実データをもとにメニュー、販促方法を提案)
第4回テーマ設定とグループ分け。資料集め開始。
第5回グループごとに資料紹介。全体で内容の吟味1
第6回グループごとに資料紹介。全体で内容の吟味2
第7回グループごとに資料紹介。全体で内容の吟味3
第8回Excelなどを用いた資料の分析1
第9回Excelなどを用いた資料の分析2
第10回分析結果の発表と検討1
第11回分析結果の発表と検討2
第12回プレゼンテーションの資料の作成
第13回プレゼンテーションの予行演習1
第14回プレゼンテーションの予行演習2
第15回後期のまとめ(オンライン予定)