若者問題論Ⅱ
担当者井上 慧真教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [社会学科]
科目ナンバリングSOC-326

授業の概要(ねらい)

現在の自分自身と深くつながっている時期でありながら、日常のなかで改めて考える機会に乏しい思春期・青年期について学ぶ中で、自分自身、そして他者についてより深く理解することを目標とする。

授業の到達目標

思春期・青年期の諸問題のうち、履修者各自の関心のあるテーマを考える視点を身につける。
履修者が講義内容を理解し、小課題や期末レポートに取り組むことができる。

成績評価の方法および基準

各講の小課題(40%)期末レポート(60%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献思春期・青年期の心理臨床大山泰宏放送大学出版会
参考文献アンダークラス化する若者たちー生活保障をどう立て直すか宮本みち子明石書店、2021
参考文献『<教育>の社会学 新版ー常識の見方・問い直し方』苅谷剛彦・濱名陽子・木村涼子・酒井朗編有斐閣、2010年

準備学修の内容

シラバスおよび授業中に提示する参考書等を読み、授業内容についての理解を深めること。

その他履修上の注意事項

小テストは期限までに受験すること(期限を過ぎてから提出されたものは成績評価の対象となりません)。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション
第2回青年期の心の変化と社会
第3回青年期の友人関係と孤独
第4回青年期に抱える困難の多様性ー発達障がい概念の検討から
第5回学校教育と青年期
第6回青年期における異文化への関心
第7回青年期と非行
第8回青年期における不登校・ひきこもり
第9回思春期・青年期と身体
第10回思春期・青年期の困難とその支援ー民間団体の活動を中心に
第11回思春期・青年期の困難とその支援ー地域政策を中心に
第12回思春期・青年期とメディア
第13回成人期への移行ーその実相と困難
第14回思春期・青年期・ポスト青年期ー家族関係を中心に
第15回ライフサイクルと世代性ー思春期・青年期における経験が人生に持つ意味