教育学Ⅰ
担当者鈴木 賀映子教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングEDU-101

授業の概要(ねらい)

本授業では、「教育学」を概観し、日本の教育をとりまく現代的課題について学修します。
そのなかで、日本および諸外国の「学校教育」にも焦点をあて、歴史的・国際的な観点から教育学について学修します。
日本における現代の教育課題について、主体的に学び、ディスカッション、グループワークを通じて探求を深めます。
授業の後半は、各自教育課題について研究発表(プレゼンテーション)を行います。

授業の到達目標

現代の教育問題について学び、日本の教育について知見を獲得することができる。
教育を多様な視点から捉えることで、受講するみなさんの教育に対する興味・関心・理解を深めることができる。
仲間とのグループワーク、ディスカッションを通じて、自己の考えを深め、自らの言葉で発表、共有することができる。

成績評価の方法および基準

・授業参加度 30%
・課題(授業内で適宜お知らせします) 35%
・教育課題プレゼンテーション 35%
毎時間、講義の内容をもとに、グループワーク、ディスカッション、意見交換中心の授業形式を取ります。
受講するみなさんが積極的に授業に参加することを期待します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書特に定めず、レジュメ等の配布資料を活用します。
各回の授業で配布するレジュメに記載し、適宜紹介します。
参考文献問いから始める教育学勝野正章・庄井良信有斐閣ストゥディア
参考文献教育の比較社会学原清治・山内乾史・杉本均学文社
参考文献学びの専門家としての教師(岩波講座 教育変革への展望 第4巻)佐藤学、秋田喜代美他編岩波書店
参考文献学問としての教育学苫野一徳日本評論社
参考文献その他、授業内で適宜紹介します。

準備学修の内容

インターネットや新聞、文献などを通じて、身の回りにある様々な「教育」の姿を捉える視点を修得してください。
授業内容を振り返り、自身で主体的に情報を収集し、考察を深める態度を獲得してください。

その他履修上の注意事項

先述のとおり、講義内容をもとに、グループワーク、ディスカッション、意見交換中心の授業形式を取ります。
多様な教育のテーマについて、他者との意見交換を通じて、自分の生活に落とし込みながら考察を深めることを期待します。
授業の後半は、課題研究発表(個人またはグループ)を行います。授業外での準備、資料作成など積極的に取り組むことが求められます。
※社会的状況に応じて、オンデマンド、オンラインなど授業形態と内容を適宜対応して進めます。
連絡等は、LMSで告知するため各自必ず確認できるようにしてください。
また、事前に資料等をLMSにて配布することもありますので、適宜確認してください。

授業内容

授業内容
第1回教育とは何か-オリエンテーション-
*以下、授業内容は状況に応じて変更することがあります。
第2回日本の教育-教育の歴史と思想-
よい教育とは、教育の意義と目的
第3回学校教育を取り巻く諸問題①
学校教育のすがたと成り立ち、学習指導要領、学びを支える仕組み
第4回学校教育を取り巻く諸問題②
学校の種類、多様な「学校」のかたち、学校に行くのは何のため
第5回学校教育を取り巻く諸問題③
教職の専門性、教師の養成・採用・研修・評価システム
第6回学校教育を取り巻く諸問題④
いじめ問題のとらえ方、国際比較
第7回社会を取り巻く教育的諸問題①
学歴社会のとらえ方、学歴社会と職歴社会
第8回社会を取り巻く教育的諸問題②、課題研究発表グループ分け
学力低下論のとらえ方、国際比較から見えるもの
課題研究発表にむけて
第9回社会を取り巻く教育的諸問題③
教育格差のとらえ方、社会の構造と教育格差
第10回社会を取り巻く教育的諸問題④【LMSを予定】*変更になる場合もあります。
国際社会の教育、国際教育流動、多文化共生社会の教育
第11回プレゼンテーションとは-何をどうプレゼンするのか-
課題研究発表レジュメ作成に向けて、資料作成とプレゼンの基礎基本
第12回課題研究発表①
プレゼンテーション、相互評価
第13回課題研究発表②
プレゼンテーション、相互評価
第14回課題研究発表③
プレゼンテーション、相互評価
第15回まとめ
教育とは何か