担当者 | 岡崎 好典教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | MAN-215 |
交通とりわけ鉄道は、昔から観光を担う重要な構成要素であり、鉄道会社は観光産業の主要な担い手である。本講義では、 京王を中心とした鉄道会社の営業施策や関連事業、京王グループ会社の取り組みについて、最新の事例を紹介し、鉄道会社やグループ会社の役割と課題について学びます。さらにグループ会社に関連した各業界状況について概説し、将来の進路検討の一助とします。期中の講義では経営・管理に従事する第一線の外部講師(ゲストスピーカー)講義を3回予定しています。また授業で何回かリアクションペーパーをその場で作成し、短時間で要領よくまとめる力を身に付けます。
本科目は、実務経験のある教員による授業です。担当教員は、大学卒業後、60歳の定年退職まで鉄道会社に勤務していました。会社では、主に総務・法務部門および監査部門、新規事業としての有料老人ホームの業務に携わりました。これらの業務知識・経験に、中小企業診断士としての知識・経験も加えて講義を展開していきます。
京王電鉄・電鉄グループなど鉄道会社の事業戦略、関連事業などについて事例を紹介し、鉄道会社の役割と課題について理解を深める。特にゲストスピーカーの講義から、各事業の目標達成には時間がかかること。成果を上げること・前年比プラスの利益を出すことのむずかしさ、そのためのコスト削減努力等を学びます。
①事業運営について、学生の視点から困難な事項を指摘できる。
②70分の長い講義を要領よく、「A4一枚」のレポートにまとめることができる。
③会社の仕組みや活動を学び、企業を見る眼を修得する。
中間レポート(30%)、課題(宿題)・リアクションペーパー(30%)、期末レポート(30%)、授業参加態度(10%)の配分によって総合的に評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『会社四季報 業界地図2022年度版』 | 会社四季報業界地図編集部 | 東洋経済新報社 |
参考文献 | 『図解入門業界研究 最新鉄道業界の動向とカラクリがよ~くわかる本』 第3版 | 佐藤信之著 | 秀和システム |
参考文献 | 『「A4一枚」から始める最速の資料作成術 社内プレゼン一発OK!』 | 稲葉崇志著 | CCCメディアハウス |
参考文献 | 『キャリアのみかた 改訂版 ― 図でみる110のポイント 』 | 阿部正浩・松繁寿和編著 | 有斐閣 |
産業実務演習では京王電鉄以外のJR、民鉄各社の鉄道ビジネス、各業界情報を入手し、授業で紹介する京王と比較するとどうかという視点で考えること。
リアクションペーパー・中間・期末レポートの準備のため、授業到達目標から仮想問題を自ら作り、自らのオリジナル意見を含めたレポートを余裕を持ってまとめておくこと。
ゲストスピーカー(GS)からの要望・注意(私語厳禁)もあり、授業前に教室内の着席位置を指定するので、その指示に従うこと。出席管理を厳格にします。入室時と退出時の2度、学生証をカードリーダーにタッチをすること。学生証を忘れた場合は必ず申告すること。中間レポート・期末レポート未提出、欠席が授業回数の1/3を超えた学生は成績評価の対象外です。遅刻・早退を含めた出席率が50%未満の学生は授業参加態度10%を0ポイントとして成績評価します。
最後に今期は11回目がLMSによるオンライン授業となるので、各回の授業内容を注意して読んで下さい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション、本講義の全体像、授業の進め方、学習の仕方、評価の詳細等。 |
第2回 | 京王グループの概要 |
第3回 | 鉄道会社の経営、京王電鉄の鉄道事業 |
第4回 | JR東日本の経営モデル |
第5回 | 京王グループ 運輸業 京王・西東京バス (GS予定) |
第6回 | 京王グループ 運輸業 京王自動車 |
第7回 | 京王グループ 運輸業 御岳登山鉄道・高尾登山電鉄 (GS予定) |
第8回 | 中間まとめと中間レポート |
第9回 | 京王グループ 流通業 京王百貨店 |
第10回 | 京王グループ 流通業 京王ストア |
第11回 | 京王グループ 流通業 京王書籍販売(LMSによるオンライン授業) |
第12回 | 京王グループ 不動産業 リビタ (GS予定) |
第13回 | 京王グループ 不動産業 京王不動産 |
第14回 | 京王グループ レジャー・サービス業 京王観光 |
第15回 | まとめと期末レポート ※授業の計画はあくまでも当初の予定であり、外部講師の都合・授業進捗によっては変更されることがある。 |