授業の概要（ねらい）

　観光をはじめとする様々な社会現象や現代を生きる人々の行動とそれらが生じる背景要因を理解し、課題を発見し、解決に向けての提案をしていくためには、「情報収集力」、「分析力」、「実行力」を養うことが求められる。「情報収集力」とは自分にとって必要な情報を集める力、「分析力」とはデータを客観的に分析する力、「実行力」とはプロジェクトを企画し、実行する力である。
　「演習Ⅰ」及び「演習Ⅱ」では、受講生が興味ある社会現象を取り上げ、文献調査及び社会調査の手法を用いて、実証的にその現象を検証していく一連のプロセスを実践的に学ぶことを目的とする。「演習Ⅱ」では「演習Ⅰ」で習得したスキル（先行研究をレビューするスキル、仮説を立てるスキル、仮説検証のためのアンケート項目を作成するスキル、アンケートを作成するスキル、アンケート結果をExcelを使い分析するスキル、分析した内容を論理的に説明・発表するスキル）を基に、グループごとに自分たちでテーマ及びテーマに関連する仮説を設定し、社会調査（主にアンケート調査）の手法を用いて検証していく。 具体的なテーマは受講生と相談して決めていくが、以下をキーワードとする。
＜テーマ（キーワード）＞
　・購買行動
　・レジャー行動
　・観光行動
なお、ゲストスピーカーを招聘する場合もある。

授業の到達目標

①テーマに関係する情報を、専門書、論文、新聞記事などから調べることができる。
②自ら仮説を立て、仮説を検証するために必要なアンケート項目を作ることができる。
③GoogleFormなどを活用し、アンケートを作成することができる。
④Excelなどの統計ソフトを活用し、アンケート調査で収集したデータを適切な方法で集計及ぶ分析することができる。
⑤一般的な調査報告書の構成に従い、自分たちの実施したアンケート調査について報告書をまとめることができる。

成績評価の方法および基準

平常点　50％（受講態度）
発表　50％

教科書・参考文献

準備学修の内容

・テーマに関する情報の収集（専門書、論文、新聞記事など）
・アンケート調査の準備（アンケート項目の検討、アンケートの作成）
・アンケートの実施（配布・回収）
・データの入力
・結果の分析・考察

その他履修上の注意事項

上記以外のテーマであっても、興味のある研究・調査テーマがあれば、相談して欲しい。
新聞やニュース等から、積極的に観光や現代社会のトレンドについての情報を収集し、常に学びの下地を作るよう心掛けてほしい。
グループで研究を行う。各自が責任を持ち、協力して研究を進めること。
第9回目授業をオンラインで実施する予定である。ただし、授業の進捗状況により変更する可能性がある。その場合は、授業内で連絡する。

授業内容