憲法Ⅱ
担当者小川 有希子教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [法律学科 2017年度以前]
科目ナンバリングPUL-102

授業の概要(ねらい)

この授業は、憲法を初めて学ぶ法学部の学生を対象とします。憲法Ⅱでは、「人権」を扱います。主として、講義形式で行いますが、不明な点や納得できない点をそのままにせず、積極的に取り組んでください。

授業の到達目標

憲法Ⅱは、法律学の各分野における基本的な知識を有し、その分野の全体像を見渡したうえで、論点を把握することができるようになることを目的として設置されている科目の一つです。具体的には、以下の3つを到達目標とします。
①憲法が保障する基本的人権を体系的に理解する。
②人権保障の考え方が社会生活のなかでどのように実現されているか、時事問題や身近なできごとと結びつけて考えたり説明したりすることができる。
③社会問題や時事問題について、憲法学の観点から課題を設定することができる。

成績評価の方法および基準

小テスト(3回) 30%
期末試験 70%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『図録 日本国憲法〔第2版〕』斎藤一久・堀口悟郎編弘文堂
参考文献『立憲主義と日本国憲法〔第5版〕』高橋和之著有斐閣
参考文献『憲法判例百選Ⅰ〔第7版〕』長谷部恭男ほか編著有斐閣

準備学修の内容

[予習]30分(目安)
①教科書の該当箇所を読み、太字の用語をノートにまとめる。
②教科書に出てきた判例を、判例集やデータベースで入手し、読んでおく。
[復習]60分(目安)
①教科書の○×問題を解き、誤った記述については、正しく訂正できるようになる。
②授業で扱った判例について、事案の概要、判旨、なぜその判例が重要なのかをまとめる。
③授業を受けて、不明な点や納得できない点が残っている場合は、それをノートに書き出し、試験までに解消できるよう努める。

その他履修上の注意事項

授業には、指定教科書のほか、必ず『六法』と関連判例を持参してください。

授業内容

授業内容
第1回教科書の項目に沿って進める。[ ]内に項目番号を示した。
人権の射程[2]
第2回新しい人権[3]
第3回法の下の平等[4]
第4回思想・良心の自由[5]
小テスト1回目
第5回信教の自由[6]
第6回表現の自由・総論[7]
第7回表現の自由・各論[8]
第8回集会・結社の自由[9]
小テスト2回目
第9回学問の自由と大学の自治[10]
第10回職業選択の自由[11]
第11回財産権[12]
第12回生存権[13]
小テスト3回目
第13回教育を受ける権利[14]
勤労の権利・労働基本権[15]
第14回参政権と選挙制度[16]
刑事手続上の権利[17]
第15回まとめ(オンライン)