法学概論Ⅰ
担当者中村 江里加教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [法律学科 2017年度以前]
科目ナンバリングFUL-101

授業の概要(ねらい)

 法は私たちの日々の生活に密接に関わっています。法律に関する職業や公務員を目指す学生だけでなく、法的な知識によってトラブルを回避・解決するなど実生活に役立てることができるため、すべての学生にとって重要な学びの機会となります。各法分野の専門的な知識を身につける前提として、社会における法をめぐる全体像や、法に特有の考え方(リーガルマインド)を習得することを本講義の目的とします。

授業の到達目標

 (1)法制度や裁判制度に関する専門的知識や法律的な考え方(リーガルマインド)を習得する。
 (2)私たちの生活に法がどのように関わっているのか理解する。(学生の皆さんが自ら疑問を持ち、理解を深める中で分析能力を養うことを期待します。)

成績評価の方法および基準

 (1)期末試験(60%)
 (2)授業内に行う2回のリアクションペーパー・課題提出(40%)
 期末試験問題は第1回から第14回までの講義内容から出題し、知識・理解の定着を評価します。授業への貢献として、授業の中でリアクションペーパー・課題提出を2回求めます。リアクションペーパー・課題提出を通して、皆さんの理解を確認し、疑問点を明らかにします。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『日本の法(第2版)』緒方佳子、豊島 明子、長谷河亜希子編日本評論社
教科書
参考文献

準備学修の内容

 毎回の講義に関する教科書の該当部分を示しますので、それを確認し、自分がどういった点に興味を惹かれるか、どこが難しいと感じるかを意識しながら目を通してください。復習として、分からなかった点や疑問に思った点をノートに箇条書きにしてください。不明点・疑問点については授業後に質問するか、リアクションペーパーに記入してください。

その他履修上の注意事項

・配布資料、六法、教科書を必ず持ってきてください。 ※配布資料はLMS上で各自で印刷して持参してください(LMS上にある資料は配布しませんのでご了承ください)。
・試験当日は、配布資料、六法、手書きノートのみ持ち込み可とします。

授業内容

授業内容
第1回導入
第2回どのような法があるか:法の種類・分類、世界の法系
第3回日本の法律家、法律に関する職業
第4回法の実現過程:制定、実施、裁判
第5回法の機能:社会における法の機能(オンライン授業で行う。)
第6回法の解釈、法的思考(リーガルマインド)
第7回憲法
第8回民法(所有権・契約法)
第9回民法(不法行為法)
第10回家族と法
第11回刑法手続と法
第12回経済活動と法
第13回行政と法
第14回労働法
第15回期末試験、まとめ