担当者 | 大野 貴司教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [経営学科] | |
科目ナンバリング | MAN-334 |
本講義では、経営者、従業員を含む企業を取り巻く多様なステークホルダーが企業を統治し、倫理・道徳的にも経営手法的にも正しい経営を実現していくことを目指す企業経営上の仕組みであるコーポ―レートガバナンスについてその背景と理論、現状や課題など、多面的な観点から講義をしてきたい。また本講義では、コーポレートガバナンスを考えるにあたり、その前提となる企業社会論や企業倫理についても取り上げる予定である。
・コーポレートガバナンスの視点から企業経営の特徴を理解し説明できるようになること。
・企業が経営環境の変化に対応して、正しい経営を行うための基盤となるコーポレートガバナンス、経営理念、企業倫理についての必要な理論の習得とその理論を説明できるようになること。
・小テスト(授業内で実施) 70%
・オンライン課題 5%
・期末試験扱いレポート 25%(複数の課題の中から1題を選択し、2400字程度でレポートを作成)
※ 60点以上を合格とする。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 指定しない。 | ||
参考文献 | 入門企業と社会 | 佐々木利廣・大室悦賀 | 中央経済社 |
参考文献 | よくわかるコーポレート・ガバナンス | 風間信隆 | ミネルヴァ書房 |
参考文献 | 企業統治 | 吉村典久・田中一弘・伊藤博之・稲葉祐之 | 中央経済社 |
準備学習:毎回講義の最後に、次回の講義のキーワードを紹介するので、参考文献として紹介した書籍などを活用しながら自分でキーワードを調べ、その内容をまとめ、分からなかった部分について明らかにした上で講義に臨むこと。
事後学習:小テストの間違った個所を確認し、再度配布資料を読み込むだけでなく、参考文献などを調べ、理解を深めておくこと。小テストが全問正解だった者の場合は自分の理解があやふやだった部分を再度確認した上で参考文献などを調べ、理解を深めておくこと。
・いわゆる「楽単」ではないので、本講義から履修する学生は注意してほしい。
・遅刻は遅刻時間に応じて減点する。スマホいじりは注意の上改まらない場合は減点する。
・オンライン授業実施回については授業内で指示する。
・インターンシップ以外の就職活動を理由にしての欠席については4年生以外は自己責任による欠席とする。
・学生証不携帯については都度「事由説明書(授業時に説明する)」の記入を求める。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション、コーポレートガバナンスとステークホルダー |
第2回 | 戦後からバブル崩壊までの日本企業におけるコーポレートガバナンス(メインバンク制と株式相互持合い) |
第3回 | バブル崩壊以降の日本企業におけるコーポレートガバナンス |
第4回 | 「伊藤レポート」と企業価値の向上 |
第5回 | 企業不祥事①(経営者主導型) |
第6回 | 企業不祥事②(現場発生型) |
第7回 | 経営哲学 |
第8回 | 経営理念 |
第9回 | CSR |
第10回 | 企業倫理 |
第11回 | ESG |
第12回 | IR |
第13回 | 同族による企業支配(同族企業) |
第14回 | 持株会社のマネジメント |
第15回 | ダイバーシティ・マネジメント |