心理学基礎実験実習
担当者敷島 千鶴教員紹介, 堀田 結孝教員紹介, 近藤 紀子, 宮脇  郁, 小松 英海, 辻田 匡葵, 麻田  萌, 湯浅  紋, 大井 瞳, 脇田 真清教員紹介, 古賀 賀恵, 實吉 綾子教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [心理学科 2017年度以前]
科目ナンバリングEXP-201

授業の概要(ねらい)

心理学は客観的事実に基づいて人間を探究する学問であり、その研究には実験・調査が必要不可欠である。この授業では心理学における基本的な実験を体験することで、心理学の研究方法を習得し、あわせて心理学の研究対象である現象について理解を深めることを目的としている。さらに、実習の中では実験計画法など実験の計画立案についても学ぶ。また、心理学に必要な統計に関する基本的な知識についても実際のデータを分析しながら理解する。
 実習は全受講者をいくつかのグループに分け、複数の教員の指導のもとで実施する。実験に際しては、種目内容によって、オリジナルの実験装置を扱うことや、各自が実験者と参加者の双方の役割を体験することがある。それぞれの種目について、実習で得られた結果を各自が分析し、関連する文献を参照し、それらをまとめて翌週までにレポートを提出することを繰り返し行う。

授業の到達目標

・心理学に関する基本的な実験の体験を通じて、心理学実験を正確に実施するために必要な知識と技術を修得する。
・データ分析の知識と技術を修得する。
・一定の書式に則り、論理的なレポートを作成する技術を修得する。

成績評価の方法および基準

全ての授業に出席して全てのレポートを提出し、レポート全てが合格点に達しなければ単位を取得できない。
提出されたレポートは、授業内でその都度フィードバックを行う予定である。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書実習に関する手引書などの資料を授業で配布する。
参考文献

準備学修の内容

実習前に『手引書』の該当種目を熟読し、実習の目的、意義、手続きを正確に理解しておくこと。また実習後は、記憶が鮮明なうちにデータを整理、分析し、直ちにレポート作成を行うこと。各自レポートの執筆に充てられる時間を把握した上で、締め切りまでに間に合うように時間配分を行い、計画的に執筆をすすめること。
レポート作成に関する質問は授業時間内でしか受け付けることができないこともある。

その他履修上の注意事項

原則として、欠席は認められない。またグループ毎にまとまって実習を行うために、遅刻や早退も認めていない。万が一、やむを得ず欠席しなくてはならない場合には、事前に担当教員に連絡すること。またレポートの書式および提出締め切りを厳守すること。心理学科の授業の中で非常に重視される科目である。
授業時間内に、外部講師を招いた進路ガイダンスを開催することを計画している。

※ 2018年度以降の入学生には、公認心理師受験資格に必要な科目です。
 2017年度以前の入学生は、心理学科のホームページを参照してください。
※本科目の単位取得は、公認心理師プログラムの履修要件です。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス(オンライン)
種目の進め方、レポートの書き方、データ分析の準備について解説する。
第2回比較的容易な心理学実験を題材に、レポートの書き方に重点を置いた実習とレポート指導を行う。
第3回比較的容易な心理学実験を題材に、レポートの書き方に重点を置いた実習とレポート指導を行う。
第4回比較的容易な心理学実験を題材に、レポートの書き方に重点を置いた実習とレポート指導を行う。
第5回比較的容易な心理学実験を題材に、レポートの書き方に重点を置いた実習とレポート指導を行う。
第6回比較的容易な心理学実験を題材に、レポートの書き方に重点を置いた実習とレポート指導を行う。
第7回ここまでのまとめ
これまで提出されたレポートの講評、改善すべき点などについて指摘する。
第8回それぞれのクラスごとにローテーションで以下の種目の実習を行う。
実習種目(変更の可能性あり)
 【反応形成の実験】
 【質問紙調査】
 【知覚の実験】
 【社会行動の実験】
 【閾値の測定】
 【学習の効果】
第9回それぞれのクラスごとにローテーションで以下の種目の実習を行う。
実習種目(変更の可能性あり)
 【反応形成の実験】
 【質問紙調査】
 【知覚の実験】
 【社会行動の実験】
 【閾値の測定】
 【学習の効果】
第10回それぞれのクラスごとにローテーションで以下の種目の実習を行う。
実習種目(変更の可能性あり)
 【反応形成の実験】
 【質問紙調査】
 【知覚の実験】
 【社会行動の実験】
 【閾値の測定】
 【学習の効果】
第11回ここまでのまとめ
これまで提出されたレポートの講評、改善すべき点などについて指摘する。
第12回それぞれのクラスごとにローテーションで以下の種目の実習を行う。
実習種目(変更の可能性あり)
 【反応形成の実験】
 【質問紙調査】
 【知覚の実験】
 【社会行動の実験】
 【閾値の測定】
 【学習の効果】
第13回それぞれのクラスごとにローテーションで以下の種目の実習を行う。
実習種目(変更の可能性あり)
 【反応形成の実験】
 【質問紙調査】
 【知覚の実験】
 【社会行動の実験】
 【閾値の測定】
 【学習の効果】
第14回それぞれのクラスごとにローテーションで以下の種目の実習を行う。
実習種目(変更の可能性あり)
 【反応形成の実験】
 【質問紙調査】
 【知覚の実験】
 【社会行動の実験】
 【閾値の測定】
 【学習の効果】
第15回総まとめ