担当者 | 望月 要教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [心理学科 2017年度以前] | |
科目ナンバリング | EXP-104 |
ヒトも含めた動物の行動変容について、その原理・法則と、それらを明らかにする研究方法および重要な知見・現象について学ぶ。またヒト特有の行動である言語行動について、その起源、形成、維持、非言語行動との関わりについて講義する。実験室研究で発見された原理が、応用研究や日常生活に活用されている事例についても言及する。
(1) 環境との相互作用を経験することで、ヒトならびにヒト以外の動物の行動が変化する法則について説明できること。(2) ヒトの言語行動の起源、非言語行動との関係、その形成と維持の過程を説明できること。(3) それらの知識に基づき,日常の諸問題について専門的な問題意識を表明でき,社会の様々な現象との関係を説明できるようになる。
学期末レポート (80 %),LMS課題へのアクセス状況 (20 %)。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 使用しない。 | ||
参考文献 | 『学習の心理』(第2版) | 実森正子・中島定彦 (2019). | サイエンス社 |
参考文献 | 『行動の基礎』(改訂版) | 小野浩一 (2016). | 培風館 |
参考文献 | 『ポテンシャル学習心理学』 | 眞邉一近 (2019). | サイエンス社 |
参考文献 | 『メイザーの学習と行動 (日本語版第3版)』 | ジェームズ・E. メイザー (2008). | 二瓶社 |
本シラバスとLMSで配付する授業資料を参考に,次の授業で取り上げる話題について,参考書やwebを活用して,各自,専門用語と概念についてノートに整理してくること。毎回の講義の後,改めてノートを整理し,参考文献を参照して講義内容への理解を深めること。必要に応じて重要な学習事項をLMSで課題として示し,それについて授業中に解説を加える。
履修希望者が教室定員を上回るなど多数になった場合は,履修者数に制限を設ける場合があるので,初回授業に必ず出席すること。授業資料の配付,必要な連絡はLMSで行なう。履修者は定期的に閲覧すること。
※心理学科の2018年度以降の入学生には、公認心理師受験資格に必要な科目です。
2017年度以前の入学生は、心理学科のホームページを参照してください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 行動変容の原理に関する科学的研究の歴史 |
第2回 | レスポンデント随伴性とオペラント随伴性 |
第3回 | レスポンデント行動の諸現象 |
第4回 | オペラント随伴性とオペラント行動 |
第5回 | 強化スケジュール |
第6回 | 動機づけ操作と条件性強化 |
第7回 | 行動の選択 |
第8回 | 回避と逃避 |
第9回 | “社会的学習''・様々な形態の学習 |
第10回 | 刺激性制御 |
第11回 | 概念行動 |
第12回 | 言語行動 (1): 形成と維持 |
第13回 | 言語行動 (2): 分類 |
第14回 | 言語行動 (3): 言語行動の変容,言行一致 |
第15回 | まとめ (online) |