卒業研究Ⅱ
担当者木谷  厳教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [初等教育学科 こども教育コース]
科目ナンバリングTHE-402

授業の概要(ねらい)

 前期に学んだ内容を踏まえたうえで、英語圏の文学理論――とくにジェンダー・フェミニズム、クィア・スタディーズ、ポストコロニアリズムなど――とともに、英語圏の文化および教育について発展的に学びます。また、その過程で大学での「アカデミック・スキルズ」(「論理的・批判的思考力」、「読解・分析力」、「資料収集・作成力」、「発表・発信力」など)を伸ばします。
 後期の授業でも、引き続き日本語または英語で書かれた文献の購読を中心とし、毎週担当者がスライド資料を用意して発表をおこないます。その後、全体でのディスカッションに入る。同時に、卒業研究の構想発表の時間も適宜設ける予定です。
 学期末にはレポート課題が課されると同時に、ここで「アカデミック・ライティング」の技法も集中的に学びます。

授業の到達目標

 ・上記の事柄についての調査・発表をおこなうことを通じて、報告側も聴く側も楽しみながら異文化についての理解を深め、自分の言葉で説明することができる。
 ・アカデミック・スキルズ(「わかりやすいプレゼンテーション資料の作り方」、「文献の探し方、まとめ方」、 「パラグラフ・ライティング」など)の基礎を理解し、また実践できる。

成績評価の方法および基準

・毎回課される提出課題の成果 35%:各回のテーマとなる英語圏の文学理論について、西洋の教育や文化という観点とあわせて理解し説明できるかを評価します。
・学期末の筆記試験の成果 35%:学期をつうじて学んできた英語圏の文学理論について、西洋の教育や文化という観点とあわせて理解し説明できるかを評価します。
・平常点 30%:授業への参加・貢献度、受講態度(積極的かつ協調的に学ぶ態度等)の状況を基準とします。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書教科書は用いず、教員が作成した資料を毎回配布します。
参考文献

準備学修の内容

 以下のような準備学習課題を出します。この予習をもとに授業を進めますので、予習を怠ると授業の理解を深めらなくなります。
  ・一定量の要約課題または発表課題を課します(10回程度)
  ・配布資料や参考文献および関連資料の読み込み

その他履修上の注意事項

 ・セミナー(ゼミ)は、専門的な内容について少人数で濃密に学ぶことのできる貴重な場であるので、毎週必ず出席することを求めます。
 ・発表およびその内容についてのレスポンス、ディスカッションなど、受講生の積極的な参加を望みます。
 ・毎回電子辞書ないしは紙の辞書を手元に用意してください。
 ・授業の内容を理解するためには相応の英語力および努力が要求されます。
 ・欠席および公欠の扱いについては、大学の規程にしたがいます。
 ・遅刻(授業開始時刻に着席していない)が複数回ある場合は、欠席としてカウントします。
 ・私語は厳に慎んでください。
 ・受講に際してとくに配慮が必要な場合(病気や怪我その他)は遠慮なく申し出てください。

授業内容

授業内容
第1回 イントロダクション――プレゼンテーションの技法
第2回 発表デモンストレーションとディスカッション
第3回 発表とディスカッション(1)第1グループの発表
第4回 発表とディスカッション(2)第2グループの発表
第5回 発表とディスカッション(3)第3グループの発表
第6回 発表とディスカッション(4)第4グループの発表
第7回 中間まとめ(オンライン)
第8回 発表とディスカッション(5)第5グループの発表
第9回 発表とディスカッション(6)第6グループの発表
第10回 発表とディスカッション(7)第7グループの発表
第11回 発表とディスカッション(8)第8グループの発表
第12回 レポートの書き方(1)資料の読み方とまとめ方(応用編)
第13回 レポートの書き方(2)レポートの構成について(応用編)
第14回 レポートの書き方(3)レポートにおけるさまざまな引用(応用編)
第15回 LMSをつうじた全体のまとめと最終課題提出
 ※状況に応じて順番や内容が変わる可能性もあります。