担当者 | 吉村 久夫教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | MAN-239 |
デジタル化とネットワーク化が高度に進んだ現代社会にあって、人々は全世界の情報を瞬時に手に入れることができるようになった。 その一方で直接顔を合わせて交渉や議論をすることにより、問題を解決したり、価値ある情報を入手する重要性も増してきた。 またグローバル化の進行に伴い、MICE開催の規模も近年拡大してきている。
MICEとは、M(Meeting)、I(Incentive)、C(Convention/Conference)、E(Event/Exhibition)の各領域を包含する概念で、政府は2008年観光庁を設立し、本格的にMICEの推進を開始した。 政府や産業界からもMICEの活動こそが今後の人流創出をけん引すると大きな期待が寄せられている。 2020年、21年は新型コロナウイルスによって、イベント、コンベンション、展示会等が縮小されるとともに、オンラインでの開催や、実(リアル)開催とオンライン開催の併用によるハイブリッド型開催も行われた。 一方でFace to Face の実(リアル)開催によるMICEの価値があらためて見直される機会ともなった。
本講座は、展示会、国際会議、博覧会、スポーツ・文化イベント、企業ミーティング、インセンティブ旅行などの多彩なMICEの領域を、その歴史や概念から関連産業分野まで幅広く学習する。
①MICEの歴史、意義、経済効果などを把握した上で、観光産業における位置づけと今後の発展性を理解し、説明および今後のあり方の提案ができる。
②MICEのそれぞれの分野のビジネスモデル、市場、海外での展開を理解し、説明できる。
③政府・自治体におけるのMICE推進政策を理解し、MICEビジネスとの関連で説明できる。
期末試験(60%)および学期内レポート(40%)で評価する。 レポートの提出期限(原則翌週の授業まで)を守れない、あるいは不提出の場合は減点をする。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | なし。 適宜資料、データを提供する。 | ||
参考文献 | MICE入門編 | 株式会社コンベンションリンケージ編著 | ダイヤモンド社 |
参考文献 | イベント&コンベンション概論 | JTB総合研究所 |
予習:毎回の授業の最後に次回の授業の概要を説明するので、その関連のデータ、情報を確認しておく。
復習:毎回の授業で学んだことの要点を3点以上上げる。 次の授業において前回授業の要点を説明するので、自分のポイントと比較して確認する。
その他:国内で開催される見本市、展示会のいくつかを実際の会場に行って、開催状況を直接確認する。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション(授業内容、スケジュールなど)、MICEとは(特徴、市場規模、経済効果など)何か |
第2回 | 観光庁資料を使って、政府のMICE政策、国際競争力の強化について |
第3回 | MICEの歴史、変遷について |
第4回 | 日本のMICE政策、都市におけるMICE誘致、開催効果、戦略策定について |
第5回 | 世界と日本のMICEへの取り組みについて |
第6回 | EC(イベント&コンベンション)ビジネスのビジネスモデル、市場について |
第7回 | 国際会議、見本市の市場規模、事例について(オンライン) |
第8回 | MICEの誘客から実践について(外部講師予定) |
第9回 | イベントのビジネスモデル、事例について |
第10回 | 日本及び世界のコンベンション施設について |
第11回 | イベント・コンベンション推進機関、関係法律、保険制度について |
第12回 | インセンティブ、ミーティングビジネスのビジネスモデル、事例について |
第13回 | イベント・コンベンションの課題と展望、次世代MICEについて |
第14回 | 総合復習 |
第15回 | まとめとテスト |