担当者 | 吉村 久夫教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [経営学科] | |
科目ナンバリング | SEM-302 |
近年のグローバルな旅行拡大の流れは、ここ2年半の新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けた。 旅行者の安心・安全への意識は、今まで以上に高まり、すでにコロナ禍前から顕在化していた旅行ビジネスのIT化、オンライン化の流れは、今後さらに加速していくことが予想される。 またテーマ別観光と呼ばれる新たな旅の形もいくつも生まれてきており、旅行者はいくつもの選択肢から自分に合った旅を選んでいく動きもみられる。
一方で人々の旅行への潜在需要は確実に存在し、コロナ禍収束後は、今まで以上に大きく、かつ多様化したニーズにツーリズム産業は応えていく必要性に迫られている。
この演習では、「ツーリズム産業の今後のあり方」を主題に置き、今後のツーリズム産業に予測される変化、顕在化する流れ、成長する分野あるいは継続して市場に受け入れられる価値などの「市場と産業の動き」からテーマを選び、調査、研究、検討を行ったうえで、そこから導き出される予測、提案などを発表し、議論することで、社会の動きの理解力、課題の抽出力・分析力、論理構成力、プレゼンテーション力などを高めていくことを目指す。
この取り組みはツーリズム産業を研究の対象とする学生にとって、単なる社会の出来事の分析にとどまらず、自らが社会に出て取り組むテーマとして大きく役立ててもらいたい。
・社会・市場の動きの理解力、分析力の習得し、実践できる。
・論理構成力の習得し、実践できる。
・議論手法、プレゼンテーション手法の習得し、実践できる。
・ツーリズム産業の今後に重要なテーマを理解し、説明できる。
研究の成果(70%)、演習への参画姿勢(主体性・グループ貢献度)(30%)で評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | なし。 各自研究テーマに沿った文献を探し、活用すること。 必要な資料・テータは適宜提供する。 | ||
参考文献 |
・メディアで報道されている旅行・観光に関するニュースに、つねに注目し、必ず確認すること。
・研究テーマに関する書籍を年間5冊は読むこと。
・グループワークでは、各人に割り当てられた役割に積極的に取り組み、チームの一員としてその役割を確実に果たすこと。
・他のグループメンバーとコミュニケーションを積極的にとり、グループ全体のの進捗状況をつねに把握して進めること。
テーマ研究を通じて、自身の分析力、論理力、プレゼンテーション力を向上させることを常に意識して取り組んでもらいたい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 前期のふりかえり、夏休みの体験発表 後期の演習の進め方について 下期の研究テーマの議論 |
第2回 | テーマ決め、グループ分け、グループワーク:研究活動(1) |
第3回 | グループワーク:ロードマップ作製 |
第4回 | グループワーク:ロードマップ発表 |
第5回 | グループワーク:研究活動(1) |
第6回 | グループワーク:研究活動(2)またはMICEガイダンス(予定) |
第7回 | グループワーク:研究活動(3) |
第8回 | グループワーク:研究活動(4) |
第9回 | テーマ研究中間案発表と討論 |
第10回 | グループワーク:研究活動(5)(オンライン) |
第11回 | グループワーク:研究活動(6) |
第12回 | グループワーク:研究活動(7) |
第13回 | テーマ研究の成果発表と討論(1) |
第14回 | テーマ研究の成果発表と討論(2) |
第15回 | まとめ |