国際政治学(教職)
担当者三輪 博樹教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [心理学科 2018年度以降]
科目ナンバリングESS-204

授業の概要(ねらい)

 この科目では、国際政治に関する基本的な考え方や理論などについて説明します。様々な国や機関などが関係している国際政治は複雑で分かりにくいものですが、基本的な考え方や理論を知っていれば、国際政治の動きを理解することも、それほど難しくはないはずです。授業ではまず、近年の国際政治の動きについて説明します。次に、国際政治を理解するための様々な考え方について説明します。最後に、国際政治をめぐる重要なトピックについて解説します。
 各回(第1回と第15回を除く)の授業の終了後に小テスト(400字程度の記述式問題、LMSによって提出)を行います。小テストでは、授業で学んだ知識を確認するだけでなく、授業で学んだ事柄に対して自分なりにどう考えるのか、各自の考え方や意見などをまとめていただきます。この授業を通して、国際政治に関する理解を深めていただければと思います。

授業の到達目標

 以下の3つを到達目標とします。(1)国際政治に関する基本的な考え方や理論を理解する。(2)それらの考え方や理論について、他者に分かりやすく説明できるようになる。(3)それらの考え方や理論を用いて、現在の国際政治の動きを分析できるようになる。

成績評価の方法および基準

・各回の小テストの合計点(50%)と、期末試験の結果(50%)を合わせて評価します。
・小テストについては、皆さんの回答のうち良く出来ていたものを、翌週の授業の中で紹介し、講評を行います。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書 教科書は指定しません。各回の授業ごとに、講義内容をまとめた資料や関連資料などを配布します。また、さらに学習を深めたい方に向けて、参考文献を授業の中で紹介します。

準備学修の内容

 初回の授業のときに、2回目以降の授業内容の詳細について説明し、各回の「予習・復習のポイント」をまとめた資料を別途お渡しします。各回の授業で使用する資料は、授業の1週間前までにPDFファイルの形でLMSで公開しますので、初回にお渡しする「予習・復習のポイント」を参考にしながら資料を読み、内容を理解するとともに、疑問点などを明らかにしておいてください。

その他履修上の注意事項

 第14回目の授業(国際政治をめぐるトピック(4):国際制度)をオンラインで行う予定です。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション:国際政治をどのように理解するか
第2回国際政治の動き(1):主権国家と国民国家
第3回国際政治の動き(2):第一次世界大戦とその前後の動き
第4回国際政治の動き(3):第二次世界大戦とその前後の動き
第5回国際政治の動き(4):東西冷戦とその終結
第6回国際政治の動き(5):東西冷戦終結後の世界
第7回国際政治の見方(1):リアリズムとネオリアリズム
第8回国際政治の見方(2):リベラリズムとネオリベラリズム
第9回国際政治の見方(3):マルクス主義の理論
第10回国際政治の見方(4):コンストラクティヴィズム
第11回国際政治をめぐるトピック(1):安全保障
第12回国際政治をめぐるトピック(2):国際政治経済
第13回国際政治をめぐるトピック(3):対外政策決定過程
第14回国際政治をめぐるトピック(4):国際制度
第15回授業のまとめと試験