担当者 | 蒲地 啓子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [初等教育学科 こども教育コース] | |
科目ナンバリング | SNE-210 |
【選択科目】【特別支援教育に関する科目・免許状に定められることとなる特別支援教育領域以外の領域に関する科目・心身に障害のある幼児、児童又は生徒の心理、生理及び病理に関する科目・心身に障害のある幼児、児童又は生徒の教育課程及び指導法に関する科目】
中央教育審議会答申、学校教育法、同施行規則の内容等を理解することから特殊教育から特別支援教育への流れをつかみ、資料等をもとにしたディスカッションによりその現状と課題を共有する。LD、ADHD、ASD等の発達障害の定義を理解し、教育の現状、課題、今後の在り方等について議論するとともに、演習等を通してその指導法を理解し、発達障害の児童生徒に対する教育の重要性に関心をもつ。
必要に応じて、外部講師(ゲストスピーカー)を招聘して指導を受け、視野を広める。
・特別支援教育への取り組みを理解し、かつその現状に対しての課題意識をもっている。
・LD、ADHD、ASD等の障害の状況、具体的な支援・指導を含め理解している。
出席評価や取り組み態度 25%
授業への取り組み状況(成果物含む) 25%
試験 50% の割合で総合的に評価する
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 講義の際に資料を配布する。 | ||
参考文献 | 『実践!通級による指導 発達障害等のある児童のためにできること』 | 大南英明監修 | 東洋館出版社 |
参考文献 | 「初めて通級による指導を担当する教師のためのガイド」 | 文部科学省 | 文部科学省HPよりダウンロード |
(1)資料が事前に提示されたときは、内容を把握してから授業に臨み、積極的に議論に参加できるようにすること
(2)新聞、テレビ等の情報に注意して、障害者差別、発達障害等に関する情報を収集するよう心掛けること
グループでディスカッションを行うため、率直で建設的な意見交流ができるように、親和的な態度で授業に臨むこと
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション ・授業の流れ ・世界人権宣言、障害者権利条約等を読み、特殊教育から特別支援教育への変遷について理解する |
第2回 | 講義とグループディスカッション ・中央教育審議会答申「特別支援教育を推進するための制度の在り方について」を読み、その内容についてグループで討議する。 ・特別支援教育の現状について資料から読み取り、課題を共有する |
第3回 | 講義と演習 ・学校教育法 特に第72条、第81条 ・学校教育法施行規則(通級による指導)第140条について理解するとともに、各種資料からその現状と課題を考える。 |
第4回 | 講義と事例演習 ・発達障害全般について(病理・心理)理解する ・発達障害児童についてのVTRを視聴する |
第5回 | 講義及び事例演習 ・LDの定義及び指導等について(病理・心理) ・通常の学級における指導の事例演習を行う |
第6回 | 講義及び演習 ・ADHDの定義及び指導等について(病理・心理) ・通常の学級における指導の事例演習を行う |
第7回 | 講義と演習 ・ASD等の定義と指導等について理解し、事例演習を行う ・通常の学級における指導(小学校学習指導要領にも触れる) |
第8回 | 講義と演習 ・ASD等の定義及び指導等について理解し、事例演習を行う ・通常の学級における指導(小学校学習指導要領にも触れる) |
第9回 | 講義及び演習(LMSで実施する) ・小学校における校内委員会を基にした校内体制づくり ・ユニバーサルデザインの教室環境づくり、授業づくりについて調べる |
第10回 | 講義と演習 ・「個別の教育支援計画」と「個別の指導計画」について理解する ・症例に応じた「個別の指導計画」の作成を行い、グループで討議する |
第11回 | 講義及び演習 ・通級指導教室におけるLD等の指導について理解する ・LDの指導−読み書き、算数について演習を行う |
第12回 | 講義 ・通級指導教室等におけるLD等の指導について近いする ・ADHD、ASD等の指導−行動及び対人関係について事例演習を行う |
第13回 | グループ報告と協議 ・ユニバーサルデザインの教室環境づくり ・ユニバーサルデザインの授業づくり |
第14回 | 講義 ・発達障害と地域機関(医療・福祉・教育)との連携 ・授業内試験 |
第15回 | まとめと振り返り |