担当者 | 権 赫麟教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | HSG-105 |
現代的な意味での「観光」が登場したのは、人類の長い歴史の中で比較的に近年のことであると言われています。しかしながら、広い意味での観光、すなわち「楽しみのための移動」そのものの発端は古代まで遡ります。今日の観光を適切に理解するためには、観光をめぐる現代の社会環境を客観的にみつめる視座が必要であり、その上で観光史の学習は非常に重要です。本講義では、観光史の世界史を時代順に考察し、各時代における観光のあり方を学びます。
・先史時代から現代までの各時代における観光のあり方を把握すること
・歴史上の重要な出来事と観光現象との関係を理解すること
・上記の到達目標を通じて、今日の観光環境の特殊性を理解すること
平常点20%、中間試験20%、期末試験60%を原則とします。
授業への積極的な参加は平常点として成績に反映されます。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 2009、『観光学の基礎』 | 溝尾良隆編著 | 原書房 |
参考文献 | 2012、『観光文化学―旅から観光へ』 | 飯田芳也 | 古今書院 |
これまでの歴史に関する全般的な学習内容、特に各時代の社会的特徴を予め振り返っておきましょう。
観光史Iと観光史II両方の履修が望ましいです。
授業中の私語及び雑談は禁止とします。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション:歴史を知ることの意味 |
第2回 | 近代以前の観光①:農業革命と「余暇」の始まり |
第3回 | 近代以前の観光②:古代文明の理解 |
第4回 | 近代以前の観光③:古代の観光とその制約要因 |
第5回 | 近代以前の観光④:ローマ帝国の成立とその社会環境 |
第6回 | 近代以前の観光⑤:ローマ帝国と観光の黄金時代 |
第7回 | 近代以前の観光⑥:中世における宗教と封建制度 |
第8回 | 近代以前の観光⑦:中世の旅と聖地巡礼 |
第9回 | 中間まとめと中間試験 |
第10回 | 近代以降の観光①:産業革命と近代の始まり |
第11回 | 近代以降の観光②:近代的な「観光」の登場 |
第12回 | 近代以降の観光③:グランドツアーとリゾート文化の成立 |
第13回 | 近代以降の観光④:現代観光・マスツーリズム時代の到来 |
第14回 | 近代以降の観光⑤:「持続可能な開発」とオルタナティブツーリズム(オンライン授業) |
第15回 | 講義のまとめとテスト |