心理学基礎文献研究Ⅱ
担当者稲田 尚子教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [心理学科 2017年度以前]
科目ナンバリングPSY-202

授業の概要(ねらい)

応用行動分析学、臨床発達心理学に基づく実証研究に関する文献を購読し、興味関心がある研究の追試をグループで実施することにより、臨床発達心理学、応用行動分析学の研究を体験する。具体的には、学校、恋愛、体重、安全など、生活の中のあらゆる行動のマネジメントに関する文献を取り扱う。自閉スペクトラム症や注意欠如・多動性障害などの発達障害の行動変容に関する文献も取り扱う。文献から必要な情報を読み取り実験を計画して実施すること、さらに得られたデータを解釈するための文献の利用などについても学ぶ。 

授業の到達目標

1.論理的思考に基づき、相手に伝わるプレゼンテーションができる。
2.多様な人々と良好な関係を築くためのコミュニケーションスキルを活用できる。
3.実社会におけるこころの問題を解決するために、様々な分野・立場の人と協働することができる。
4.心理学的課題に対し、自分の意見をもち主張できる。
5.グループで協力して、心理学的課題に取り組むことができる。

成績評価の方法および基準

 授業中のディスカッション(40%)、プレゼンテーション(30%)、最終レポート(30%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献なるほど! 心理学観察法 (心理学ベーシック 第 4巻) 三浦 麻子(監修)佐藤 寛(著) 北大路書房

準備学修の内容

 研究の準備のために文献の内容をしっかりと読み込んでおくこと。
 研究の準備は授業時間外に行う必要がある。

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス・授業の進め方についての説明・研究の追試と再現性
実験を行う文献の決定・グループ分け
第2回文献を読み込み研究計画を立てる(1)
第3回文献を読み込み研究計画を立てる(2)
第4回文献と研究計画の発表
第5回調査・実験の準備(1)
第6回調査・実験の準備(2)
第7回調査・実験の実施(1)
第8回調査・実験の実施(2)
第9回データの分析(1)
第10回データの分析(2)
第11回結果をレポートにまとめる(オンライン)
第12回考察
第13回研究結果の発表会(1)
第14回研究結果の発表会(2)
第15回次の研究につなげるための文献研究について