政治経済英語Ⅰ
担当者寺川 隆一郎教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [経営学科]
科目ナンバリングENG-103

授業の概要(ねらい)

 英語で書かれた経済書や雑誌、新聞から、知識や情報を得るためには、英文を読み通す力が欠かない。このような力を付けるには、比較的平易な英語で書かれた文章を数多く読む勉強法が効果的である。そこで、本授業では、「多読」用の教材を使い、まとまった量の文章を読み切る経験を積んでもらう。指定教材は、政治経済、歴史、社会問題をテーマにしたものである。高校まででは触れることの少ない、時事英語や経済英語に触れ続けることで、実際の英文を読む力を養うことを目指す。また、単に読解するだけでなく、英文を知識や情報を得るツールとして活用するために、自分はそのテーマについてどのような意見を持ったのかを明確にする、「批評的読解(critical reading)」にも取り組んでもらう。
 教科書は以下の候補から、2~3冊を初回授業時に指定する。

授業の到達目標

英語で書かれた政治経済分野の文章を、辞書に頼らず大意をつかめるようになる
政治経済分野で頻出する英語表現や概念、単語を習得する
政治経済分野の論争的テーマについて、提起された主張や論証を分析し、自分なりの意見を表現できるようになる

成績評価の方法および基準

確認テスト25%、 期末テスト25%、 平常点50%
毎回の課題はLMSからオンラインで提出をしてもらう。提出してもらった課題には原則フィードバックを個別に返す。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『The Japanese Economy 日本の経済』小林佳代(ジャイルズ・マリー訳)IBCパブリッシング
教科書『The Steve Jobs Story スティーブ・ジョブズ・ストーリー』トム・クリスティアンIBCパブリッシング
教科書『The Bill Gates Story ビル・ゲイツ・ストーリー』トム・クリスティアンIBCパブリッシング
教科書『The Mark Zuckerberg Story Facebookを作った男:ザッカーバーグ・ストーリー』トム・クリスティアンIBCパブリッシング
教科書A Technique for Producing IdeasYoung, James WebbMcGraw-Hill
参考文献『一億人の英文法ーすべての日本人に贈る「話すため」の英文法』大西泰斗、ポール・マクベイ東進ブックス
参考文献

準備学修の内容

毎回の授業までに、教科書の指定された範囲を通読する(60分/週)。開講曜限2日前にLMS上に、その週の内容確認問題を公開するので事前に取り組んでくる(60分/週)。

その他履修上の注意事項

定員50名。超過する場合には抽選を行う。
毎回の授業では、2,000ワード(A4ダブルスペースで10枚)程度の長文を扱う。難易度は英検2級、TOEIC 600点レベル以上のものを予定している。自分の英語力と相談の上、十分に予習をしてくること。
文法解説は、近年注目されている英語学者大西泰斗のいわゆる「大西文法」で行う。これがどのようなものなのかについては授業内で少しずつ説明していく。
大西文法をきちんと理解したい人には、大西氏の『ハートで感じる英文法』(NHK出版)や『1億人の英文法』(東進ブックス)といった書籍を推薦する。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス
第2回起業家論 (1)
第3回起業家論 (2)
第4回起業家論 (3)
第5回起業家論 (4)
第6回起業家論 (5)
第7回確認テスト
第8回政治経済論 (1)
第9回政治経済論 (2)
第10回政治経済論 (3)
第11回政治経済論 (4)
第12回英文記事に挑戦 (1)
第13回英文記事に挑戦(2)
第14回英文記事に挑戦(3)(LMSによるオンデマンド形式)
第15回まとめと期末試験