担当者 | 今関 雅夫教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [外国語学科 仏・独・西・中・韓語コース(2017年度以降)] | |
科目ナンバリング | ENL-303 |
英語の歴史を辿りながら、英語とはどのような言語であるのか、どのような過程を経て現在の英語になったのかを考えてみたい。
英語はゲルマン民族が使っていたゲルマン語が少しずつ変化して英語になっていくわけであるが、この民族がブリテン島に入る前には他の民族の移住や侵略があった。この講義では、まず、ゲルマン民族が入る以前の歴史を概観し、その後、ゲルマン民族が5世紀にブリテン島に入り、その言語が古英語になり現在の英語になるまでのおよそ1600年の英語の歴史を辿る。
また、David Crystal著 The Story of English in 100 Words の中から授業内容と関係のある語について、毎回数名に当て、その内容について発表してもらう。
1. 専攻言語(英語)の言語圏の社会・文化・歴史に関するテーマについて、専攻言語で書かれた文章を読み書きできる。(汎用的技能)
2. 専攻言語の言語圏の社会・文化・歴史に関するテーマについて、専攻言語で分かりやすく説得力のあるプレゼンテーションができる。(汎用的技能)
3. 専攻言語の言語圏の社会・文化・歴史について説明できる。(知識・理解)
4. 専攻言語の言語圏に関わる研究テーマを自ら設定できる。(態度・志向性)
5. 特定のテーマについて、口頭発表やレポートなどを通じて分かりやすく論理的に他者に伝えることができる。(汎用的技能)
課題提出 20%
課題発表 30%
授業に関わるノートの作成(毎回、必ずノートを持参) 10%
学期末試験 40%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 教員が用意するハンドアウトとPPT Slidesを使用する。 | ||
参考文献 | A Brief History of the English Language | 今関雅夫 |
以下の準備学修を課します。授業は各自の予習をもとに進めますので、予習をしないと授業での活動を深めることが難しくなります。
・課題発表の作成(3回程度)
・配布資料や参考文献の読み込み
・授業内容に関する資料や文献の自主学習
①欠席及び公欠の扱いについては、大学の規定に従います。
②遅刻・早退が複数回ある場合は、成績評価に影響があります。また、授業中のマナーは守るように。
③授業で使用したPowerPointスライドや配布資料は、原則、LMSにアップしますので、定期的にLMSを確認すること。
④授業に積極的に関わるように。
回 | 授業内容 |
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第1回 | <オリエンテーション> シラバスを基に、授業目的、授業方法、成績評価等の説明。 |
第2回 | Iberians 侵略しやすい地形、イベリア人が残したもの |
第3回 | Celts ケルトの影響と彼らが残したもの |
第4回 | Romans ローマ帝国の支配下に置かれたブリテン島、彼らが残したもの |
第5回 | Germanic Peoples (What does “English” mean etymologically?) ゲルマン人のことばが英語になった。 |
第6回 | Germanic Peoples 彼らの生活様式など |
第7回 | Vikings ヴァイキングの影響 |
第8回 | Normans Norman Conquestの意味するもの |
第9回 | 10th – 15th Centuries: Loan Words 借用語について |
第10回 | 10th – 15th Centuries: Gutenberg and Caxton 印刷術 |
第11回 | 16th – 17th Centuries: William Shakespeare |
第12回 | 18th Century: Dr Samuel Johnson 英語辞書の歴史 |
第13回 | 19th – 20th Centuries: Noah Webster and Oxford English Dictionary |
第14回 | LMS(内容は授業時に) |
第15回 | 試験とpresentation |