担当者 | 浜井 和史教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [史学科] | |
科目ナンバリング | JPH-234 |
アジア・太平洋戦争の終結から75年以上を経た現在、「戦後」とよばれる時空間は、今や歴史化される段階にきている。そこで本授業は、戦争との向き合い方や戦後民主主義、核・原子力エネルギー、学生運動、格差と貧困など、社会的な諸問題の「戦後」における歴史的展開について様々な観点から取り上げ、戦後の日本社会のあゆみについて多角的に把握することを目指す。そのうえで、「戦後」の時代性について考察し、現代の日本社会を理解するための材料としたい。
・「戦後」期における社会的な諸問題の歴史的展開についての基本的な知識を習得する。
・授業で扱う諸問題の特質について理解し、説明する能力を身につける。
・「戦後」の時代性について、幅広い視点で考察する能力を身につける。
学期末レポート課題(50%)と授業内の小課題(40%)、平常点(10%)で評価する。レポート課題は、授業内容をよく理解して書けているかが評価基準の重要なポイントとなる。ネットからの剽窃やコピペ等は不正行為とみなして然るべき処置をとる。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 特にテキストは使用せず、適宜、授業内で紹介していく。 | ||
参考文献 | 『戦後史入門』(2015年) | 成田龍一 | 河出書房新社 |
参考文献 | 『戦後史』(2005年) | 中村政則 | 岩波書店 |
・授業で取り上げる諸問題の背景となる戦後史の基礎的知識について、各々で積極的に習得する努力を怠らないこと。
・レポート課題は、授業内容をよく理解しているかが評価基準の重要なポイントとなるので、授業後はノートやレジュメの見直しなどにより知識の定着をはかること。
・普段から「戦後」をめぐるテーマを取り上げたテレビ番組や雑誌・記事等に目を通すように心がけること。
・対面授業中の私語や携帯・スマホの使用は厳に謹むこと。行為によっては退出を命じることや、以後の受講を認めない場合がある。
・オンライン授業の実施については変更もありうるので、指示をしっかりと確認すること。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス/「戦後」はいつ始まったか |
第2回 | 「戦後」はいかに語られるか |
第3回 | 「戦後」の時代区分と特質 |
第4回 | 兵士たちの戦後 |
第5回 | 「日本人の戦争観」の戦後 |
第6回 | 丸山眞男の戦後 |
第7回 | 「戦後民主主義」の戦後1 |
第8回 | 「戦後民主主義」の戦後2 |
第9回 | 核と日本人の戦後1 |
第10回 | 核と日本人の戦後2 |
第11回 | 働く青年と「人生雑誌」の戦後 |
第12回 | 若者たちの叛乱―学生運動の戦後1 |
第13回 | 若者たちの叛乱―学生運動の戦後2 |
第14回 | 「格差と貧困」の戦後 |
第15回 | 「戦後」の時代性と「終わらぬ戦後」 |