経営組織論Ⅱ
担当者酒井 康之教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [経営学科]
科目ナンバリングMAN-202

授業の概要(ねらい)

 現代の社会において組織と関わることなく生きていくことは非常に困難です。今、学生のみなさんが目にしているパソコンや携帯、身につけている衣服などを始めとして世の中にあるありとあらゆる商品・サービスが組織的な活動によって作られ、販売されているものです。また、学生のみなさんは組織が作った商品・サービスを消費するだけでなく、大学や部活、サークル、バイト先などで組織の一員として活動した経験があるでしょうし、今後、就職すれば組織の一員として働くことになります。
 このように、私たちの生活と組織は切っても切れない関係にあるため、組織をどのように活用すればよいのかについて学ぶことは非常に重要でしょう。そこで、本講義では、組織構造に焦点を当てたマクロ組織論と言われる領域を学ぶことでこの組織についての理解を深めることを目的とした講義を行います。

授業の到達目標

 組織の基本形を他者に説明できる
 組織を効率的に運営する仕組みを他者に説明できる

成績評価の方法および基準

授業中の発言点とリアクションペーパーの内容、講義毎にLMS上で行う小テスト、中間テスト、期末テストの点数をもとに評価します。
具体的な配分割合は下記のとおりです。

講義毎の小テスト:20%
中間テスト(中間レポート):40%
期末テスト(期末レポート):40%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書テキストの指定はありません。
ただし、以下の参考文献を入手し、読んでおくことをおすすめします。
参考文献『組織戦略の考え方』、2003年沼上幹ちくま新書

準備学修の内容

 授業中に紹介する参考文献などを読んでください。

その他履修上の注意事項

 本講義ではPowerPointを使用します。講義資料については紙資料としては配布しませんが、LMSを通じて電子ファイル(PDFファイル)として配布するので、授業前にダウンロードし、授業中に手元にある状態にしておいてください。
 また、授業中に講師が学生のみなさんに質問を投げかけることがあります。その質問に回答してくれた学生には加点しますので、積極的に授業に参加することを望みます。
 中間試験を分業の内容が終わった次の回に行います。第5回目にLMS上で中間試験を実施する予定です。この時間帯に受験できない学生に対しては中間レポート課題を出します。ただし、講義の進行スピードによっては中間試験の日程が多少前後する可能性があるので、講義中やLMSでのアナウンスに注意しておいてください。

授業内容

授業内容
第1回 オリエンテーション
第2回 組織の基本形
第3回 分業の種類とその特徴①水平・垂直分業
第4回 分業の種類とその特徴②分業のメリットとデメリット
第5回 中間試験(オンライン講義:LMS上にて実施)
第6回 調整の方法:標準化①スループット
第7回 調整の方法:標準化②アウトプット・インプット
第8回 調整の方法:プロセスの設計
第9回 調整の方法:ヒエラルキーのメリット
第10回 調整の方法:ヒエラルキーのデメリット
第11回 調整の方法:ヒエラルキーの設計:管理の幅とグルーピング
第12回 調整の方法:水平関係
第13回 調整の方法:その他の施策(環境マネジメント・スラック資源の創設)
第14回 組織設計の注意点
第15回 まとめと期末試験