演習Ⅱ
担当者岡崎 好典教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [経営学科]
科目ナンバリングSEM-302

授業の概要(ねらい)

本ゼミは実社会に出ると先ず新入社員に求められる5つのスキル、①積極的行動力、②正しい礼儀作法、③コミュニーケーション力、④ホウレンソウやスピーディな動作、⑤自ら考え発言実行する自主性を多少でも身につけるように、鉄道・バスなど陸上交通等に関心がある学生(観光、企業経営に関心があれば交通に限らず)をゼミ生として、研究テーマをグループまたは個人に分かれて調査研究し、発表、論文を書き上げて「報告書」を作成します。その作成過程でグループディスカッションを行い、他人の意見を聞き、研究テーマについて、さらに新たな気づきを得て、もう一工夫して、それを論文に展開する作業をします。このように自ら考え他人の意見を活かして、作られた論文をきちんと説明できることは、就職活動だけではなく、その後の社会人生活でまちがいなく役立ちます。
 「好きなこと」「興味のあること」であれば、困難な時にあきらめず、逃げずに、続けられると思っています。しかし、そうでない時も使命感・責任感が必要です。私は研究には絶えず新しいことに挑戦する意欲、苦労を楽しみながら創造的な思考を鍛える演習を目指します。 

授業の到達目標

①自らの興味・関心を明らかにした上で、自主的に研究テーマを設定し、取り組み、対象分野・範囲を絞り込み、研究方法を考え、研究計画スケジュールを立てることができる。
②研究計画書が要求する文献調査・現場調査等を学修して、問題に対する解決手法を修得する。
③グループでの協働ができ、1年間の研究活動をまとめて発表、またはレポート論文作成ができる。

成績評価の方法および基準

 評価はレポートが50%、発表30%、質疑応答への参加、主体的なゼミ運営への貢献が20%の配分によって総合的に評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書テキストは使用しない。各テーマに合った文献紹介や資料配布する。 
参考文献『発想法 創造性開発のために』 改版川喜田二郎 著中央公論新社
参考文献『質問力 話し上手はここがちがう』斉藤孝 著 筑摩書房
参考文献『論文の書き方』澤田昭夫 著 
講談社
参考文献『「A4一枚」から始める最速の資料作成術 社内プレゼン一発OK!』稲葉崇志著 
CCCメディアハウス

準備学修の内容

 通年で取り組む研究テーマに対して受けた意見・アドバイスに対して、積極的に対応し、最終報告書(レポート)へ反映すること。 
 就職活動に備えて時事問題(COVID-19等)・観光ニュースに興味をもって情報収集し、自分の見解、まとめを1分(300字)で言えるように備えておくこと。

その他履修上の注意事項

 演習系科目のため出席は必須である。ゼミは、自らの研究・調査・まとめを通じて「楽しく学びながら成長する」ために存在するので、積極的に取り組むこと。研究テーマを基にグループ討議し、「考え行動する→自分の言葉で表現する」を繰り返すことによって、就職活動や社会に出て役立つプレゼンテーションの練習をすること。
 最後に今期は13回目がLMSによるオンライン授業となるので、各回の授業内容を注意して読んで下さい。

授業内容

授業内容
第1回夏期休業中の成果報告 研究計画対するコメント(1)
第2回夏期休業中の成果報告 研究計画対するコメント(2)
第3回成果報告に対する他のグループからのアドバイス(課題・問題点)
第4回調査・研究結果の掘り下げ(1) 
第5回調査・研究結果の掘り下げ(2)
第6回調査・研究結果の掘り下げ(3) 
第7回調査・研究結果中間発表、他のグループからのアドバイス(良い点・改善点)
第8回キャリアガイダンス(先輩の就活Q&A)
第9回論文構成(目次)の作成
第10回レポート論文執筆(1)
第11回レポート論文執筆(2)・発表要旨の作成(1)
第12回レポート論文執筆(3)・発表要旨の作成(2)
第13回レポート論文執筆(4)・発表要旨の作成(3) (LMSによるオンライン授業)
第14回ゼミ内最終発表、質問とディベート準備、レポート論文提出(1)
第15回ゼミ内最終発表、質問とディベート準備、レポート論文提出(2)

※授業の計画はあくまでも当初の予定であり、新型コロナ(COVID-19)感染状況・訪問会社や講師の都合・授業進捗によっては変更されることがある。