担当者 | 中村 晋教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [初等教育学科 こども教育コース] | |
科目ナンバリング | SNE-206 |
【選択科目】【特別支援教育に関する科目・特別支援教育領域に関する科目・心身に障害のある幼児、児童又は生徒の心理、生理及び病理に関する科目】
障害児は、「子どもとしての心理的傾向と問題」と「障害に関する心理的傾向と問題」の2つの心理を持っていると考えられる。「障害に関する心理的傾向と問題」には、「障害に共通する心理的傾向と問題」と「障害に独自な心理的傾向と問 題」の2つの種類がある。 「障害児(肢)の心理」では、肢体不自由児の心理についてその理解の方法と「障害児に共通する心理的傾向と問題」 について論じられるが、本講義は、知的障害児を中心に肢体不自由児、病弱児、視覚障害児、聴覚障害児、発達障害児並 びに言語障害児などの障害児の「障害に独自な心理的傾向と問題」に関する理解を養う。 なお、知的障害児の心理に関しては、心理特性に影響する障害の原因や脳の生理と病理について述べる。
・知的障害児、肢体不自由児、病弱児、視覚障害児、聴覚障害児、発達障害児並びに言語障害児について、それぞれの障害の定義・概念、分類、原因・症状、心理的特性について説明することができる。
・障害児の「障害に独自な心理的傾向と問題」に関する理解を深め、支援のあり方について自分の意見を述べることができる。
また、脳の生理・病理について、脳各部の機能を説明することができる。
演習課題(第1講〜第14講)70%、レポート課題15%、論述課題(第15講)15%により総合的に評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 特定のテキストは使用せず、授業内で資料等を配布する。 | ||
参考文献 | 障害のある子供の教育支援の手引 ~子供たち一人一人の教育的ニーズを踏まえた学びの充実に向けて~ | 文部科学省初等中等教育局特別支援教育課 | 文部科学省ホームページからダウンロード |
授業で触れる各障害についての参考文献を読んで、基本的な知識をもって授業に参加すること。
前提条件として履修すべき科目:「知的障害教育概論」を修得していることが望ましい。
障害児理解のための観察者の視点、対話者の視点及び共感者の視点をもってほしい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション(授業の目的、内容、進め方、評価方法、参考書等について) 知的障害児を中心とした障害児の独自な心理的傾向と問題 |
第2回 | 【知的障害児】 1)知的障害児の心理的傾向と問題① 知的障害の定義・概念 |
第3回 | 2)知的障害児の心理的傾向と問題② 脳の生理と病理 |
第4回 | 3)知的障害児の心理的傾向と問題③ 知的障害児の分類と原因・症状 |
第5回 | 4)知的障害児の心理的傾向と問題④ 知的障害児の心理的特性について |
第6回 | 5)知的障害児の心理的傾向と問題⑤ 知的障害児の心理的援助について |
第7回 | 【肢体不自由児】 1)肢体不自由児の心理的傾向と問題① 脳性まひ児の知的機能と行動特性 |
第8回 | 2)肢体不自由児の心理的傾向と問題② 筋疾患・脊椎疾患の肢体不自由児の心理特性と支援 |
第9回 | 【病弱児】 病弱児の心理的傾向と問題 入院と病弱児の心理 |
第10回 | 【視覚障害児】 視覚障害児の心理的傾向と問題 聴覚による手がかりと障害物知覚など |
第11回 | 【聴覚障害児】 聴覚障害児の心理的傾向と問題 聴覚障害児のパーソナリティなど |
第12回 | 【その他の障害児 】 1)発達障害児の心理的傾向と問題① 自閉症スペクトラム障害 |
第13回 | 2)発達障害児の心理的傾向と問題② 学習障害と注意欠陥・多動性障害 |
第14回 | 3)言語障害児の心理的傾向と問題 言語障害児の心理特性 |
第15回 | まとめと論述課題 |