演習Ⅰ
担当者田中 延幸教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [経営学科]
科目ナンバリングSEM-301

授業の概要(ねらい)

 この演習は、「20世紀ヨーロッパの経済と企業」をテーマとする。現在、ヨーロッパ経済を構成する諸国の大半はヨーロッパ連合(EU)に加盟し、EUの理念・政策・制度から大きな影響を受けている。そのため、ヨーロッパ経済は、ヨーロッパ統合を通じて歴史的に形成されてきたEU経済とほとんど重なっている。とはいえ、EUが一つの国家を形成しているわけではないことから、EU加盟国の経済の自立性・独自性も高い。また、ヨーロッパ諸国の企業は、ヨーロッパ経済における最も重要なアクターの一つである。以上のことを踏まえ、この演習では、上記のテーマのもと、ドイツやフランスをはじめとするヨーロッパ諸国の経済、ヨーロッパ諸国の企業経営、EU経済を軸にヨーロッパ経済の歴史と現状について学ぶ。

授業の到達目標

(1) ヨーロッパを中心に市場経済の歴史と現状について理解し、説明することができる。
(2) 社会経済事象について調査・分析を行い、プレゼンテーションを行う能力を向上させる。
(3) 日本と世界の経済や企業経営の諸問題の解決に歴史の視点からも取り組む能力を修得する。

成績評価の方法および基準

資料の作成と発表:60%
討論への参加:40%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書参加者と相談の上、テキストを決定する。
参考文献

準備学修の内容

 テキストの輪読と討論では、報告者は、テキストの担当箇所の内容を紹介し、論点を提示することができるよう準備すること。また、報告者以外は、テキストの当該箇所を読み、疑問点などを整理しておくこと。個人発表では、報告者は、担当するテーマについてプレゼンテーションを行うことができるよう準備すること。また、報告者以外は、当該テーマについて調べ、質問を用意しておくこと。

その他履修上の注意事項

 熱意をもって参加すること。また、オンラインでレポートを課すことによってオンライン授業を実施することとする。授業内容に関するレポートを作成し、第13回目にあたる授業日の23時59分までにLMSを通じて1ページ分のPDFファイルで提出すること。詳細については、授業やLMSを通じて告知する。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション
第2回テキストの決定
第3回テキストの輪読と討論―第1章
第4回テキストの輪読と討論―第2章
第5回テキストの輪読と討論―第3章
第6回テキストの輪読と討論―第4章
第7回テキストの輪読と討論―第5章
第8回個人発表―EUの歴史(1950年代)
第9回個人発表―EUの歴史(1960年代)
第10回個人発表―EUの歴史(1970年代)
第11回個人発表―EUの歴史(1980年代)
第12回個人発表―EUの歴史(1990年代)
第13回個人発表―EUの危機
第14回レポートの作成と提出:オンライン授業
第15回総括