担当者 | 赤木 徳顕教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [国際経済学科] | |
科目ナンバリング | ECP-206 |
この講義では、まずは日本の農業の現状を説明し、それがどのような問題をはらんでいるのかを考えていきたいと思います。農家数や農業就業人口の減少に表れているように、農業の在り方は急激といってよいほどに変化しています。現状をとらえる際にも、こうした変化を捉えるために歴史的に振り返る必要が出てきます。また、将来を見据えると6次産業化やスマート農業といった新しい取組みや、インターネットを活用した消費者との新しい繋がりも生まれつつあり、それらに関しても紹介していきます。
日本の食料・農業Ⅱでは日本農業の現状を、歴史や政府の政策にも目を配りながら明らかにし、将来の展望までを考えていきます。
現代の日本の農業の現状を理解し、それが抱えている問題をしっかりとらえることが目標です。授業で使われるおもな概念や考え方を身に着けてください。
最終試験(40%)と平常点(レポートやディスカッションへの参加等 60%)で評価します。平常点は出席点ではなく、講義後のレポートの質およびディスカッションへの貢献度によって評価します。基本毎講義後にA4用紙1枚のレポートの提出を求める予定です。最終試験は持ち込み可とします。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 現代農業入門 | 八木宏典 | 家の光協会 |
参考文献 | マッキンゼーが読み解く食と農の未来 | アンドレ・アンドニアン | 日本経済新聞出版 |
日頃から新聞やテレビなどを通じて、食料や農業にどのような問題があるのか関心を払ってください。講義で用いるパワーポイントやプリントのなかには講義の前の週までに配るものがあります。そうしたものにあらかじめ目を通してください。
パワー・ポイントと配布資料を中心に授業を進めますが、ノートをとることを心がけてください。配布したパワーポイント資料には書いていないことについて話すこともありますから、注意してください。なによりも講義の大まかな流れをつかむことが大事です。講義内容への質問は大いに歓迎します。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 農業の特徴について考える |
第2回 | 日本農業の全体像を学ぶ |
第3回 | 米の生産と流通について学ぶ |
第4回 | 野菜の生産と流通について学ぶ |
第5回 | 畜産物の生産と流通について学ぶ |
第6回 | 農家とは何か?農業を支える人、組織、制度 |
第7回 | 農業法人について学ぶ |
第8回 | 農業協同組合について学ぶ |
第9回 | 日本の農業政策の歴史を学ぶ |
第10回 | 農地政策の変遷を学ぶ |
第11回 | これからの日本の農業:耕作放棄地 |
第12回 | これからの日本の農業:消費者との繋がり |
第13回 | これからの日本の農業:6次産業化 |
第14回 | これからの日本の農業:スマート農業 |
第15回 | 農業の未来を考える+最終試験 |