担当者 | 杉浦 史和教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [心理学科 2017年度以前] | |
科目ナンバリング | ESS-207 |
この講義は、経済学の対象を国民経済と国際経済という区分に立って、国際経済に焦点を当てて学びます。国際経済学は21世紀になって急速に加速するグローバル化の動きと密接に関係しており、私たちの経済生活とも当然、繋がりがあります。主なトピックは、授業前半で国際貿易の仕組み、外国為替相場の仕組み、グローバル化の進展に伴う地域統合や多国籍企業問題、さらには貧困・格差、環境、食糧、エネルギー等の切り口で論じます。後半は、世界経済のなかで重要な位置を占めている諸国・地域(米国、EU、アジア諸国、BRICs等)を取り上げて、その諸相を学びます。
基本的な経済学のロジックをつかみ取って、国際経済理解の手がかりを自分のものとして、これからの人生に活かしてほしいと思います。
世界経済を司っている貿易や金融に関する基本的なルールを理解できること。また、経済発展度も異なる多様な国々が国際経済の中で果たしている役割や位置づけを理解できること。様々な経済発展の歴史に共通する原則を理解できること。
期末テスト48点、毎回授業終了時に提出してもらうスマートフォンアプリのRespon13点、LMSを通じた自宅での課題学習の提出39点。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『私たちの国際経済見つめよう、考えよう、世界のこと』(第3版) | 東京経済大学国際経済グループ著 | 有斐閣 |
参考文献 |
毎回授業終了時にResponを利用して、授業の感想や質問を記入してもらいます。これは出席点となるほか、重要な質問については次回授業で振り返りを行います。またLMSを利用して、毎回、簡単な復習クイズを3題出題します。これに答えることで、授業内容の定着を図り、また授業への出席を促します。授業に参加することで解答のヒントが得られるので、必ず出席してください。
この講義はパワーポイントを利用した教科書の解説を柱としています。パワーポイントのファイルは授業前日までにLMSにアップロードします。各自、事前にダウンロードして目を通して下さい。授業ではできるだけ前列に座るようにして下さい。また日常生活のなかで、新聞・雑誌などに載っている関連記事に目を通しておくことを希望します。質問は授業中でもそれ以外でも歓迎します。LMSを利用した自宅学習も重要です。
教室内では、脱帽、携帯電話や電子機器の使用禁止、私語を慎むなど、他の受講生の迷惑にならないだけでなく、積極的に授業に参加して、学習効果が上昇するよう心がけて下さい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 授業案内・オリエンテーション:国民経済と国際経済のちがいを理解する |
第2回 | 戦後国際経済の歩み:グローバル化とは何かを理解する |
第3回 | 国際貿易の仕組みと利益:貿易は何のために行うのかを理解する |
第4回 | 外国為替相場と国際金融の仕組み:円高ドル安と円安ドル高を理解する |
第5回 | 多国籍企業と地域統合:ますます拡大する多国籍企業の活動と地域統合を理解する |
第6回 | 国際協調の必要性と国際経済機関の役割(1):貧困と開発を理解する |
第7回 | (オンライン授業) 国際協調の必要性と国際経済機関の役割(2):人口と食料を理解する |
第8回 | 国際協調の必要性と国際経済機関の役割(3):地球環境問題を理解する |
第9回 | 国際協調の必要性と国際経済機関の役割(4):資源とエネルギー問題を理解する |
第10回 | アメリカ経済:超大国のゆくえを理解する |
第11回 | EU経済:地域統合はどこに向かうかを理解する |
第12回 | 新興工業国:アジアNIEs:アジア四小龍の歩みと課題を理解する |
第13回 | アジアNIEsとASEANの地域統合:アジアにおける地域統合は進むかを理解する |
第14回 | 中国とBRICs:試練に直面する新興国を理解する |
第15回 | 総まとめと試験 |