担当者 | 内山 由美子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [スポーツ医療学科] | |
科目ナンバリング | CLN-301 |
看護学Ⅲは、養護教諭を目指すための看護の基礎的な知識を習得するための科目である。ここでは、子どもの成長発達、身体の特徴、健康障害とその看護について学習する。講義では、子どもの健康の特徴・健康問題、健康問題解決方法、子どもの疾患(発生機序、病態、疾病の概念)とその看護について学ぶ。演習では、子どもの健康・社会的な問題に関連した、家族・関係機関や職種との連携や共働の方法について学び、学校保健の場での実践につなげることができるようにすることをねらいとする。
なお、本科目は、実務経験のある教員による授業です。担当教員は病院等の臨床現場や消防の病院前救急相談の経験を持つ看護師であり、また、児童福祉施設での実務経験や医原性感染症被害者の相談活動の経験を有する社会福祉士です。学校保健現場で必要となる看護分野の知識や技術の習得だけでなく、医療や福祉分野との連携をはかることができる養護教諭育成を目指し、医療・福祉の両現場経験を交えた講義を展開していきます。
1)子どもの健康の特徴・健康問題、健康問題解決について自分の言葉で説明することができる。
2)子どもの各疾患の発生機序、病態変化等、疾病の概念について述べることができる。
3)児童生徒や家族との連携や支援について説明できる。
4)養護実習派遣時に経験する健康指導・保健室経営・健康診断についてそれぞれの実習計画を立てることができる。
定期試験80%
ゲストスピーカーのレポート20%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 養護教諭のための教育実習マニュアル第5版 (2016/10/15) | 尾花 美恵子 (著), 栗田 舞美 (著), 西川路 由紀子 (著) | 少年写真新聞社 |
参考文献 | 養護教諭のためのフィジカルアセスメント 見て学ぶ応急処置の基本 | 大谷尚子 大西文子 五十嵐徹 砂村京子 | 日本小児医事出版社 |
養護実習で実際に保健室で児童生徒の対応ができるよう、子どもの健康状態のアセスメントや疾患の知識を身に着けます。授業ごとに、養護実習を意識した学習目標を立てて、その目標の達成状況を自己評価します。今自分がどのような目的で何を学んでいるのか、授業を受けてみて、さらに必要な学習はどのようなことかを可視化し、主体的に取り組むことができるようにします。
この科目は、資格取得に関連する科目であり、また、実習の前提科目でもあるため、授業に取り組む姿勢を重視します。提出期限のある提出物や課題は、期限内に提出されないものは採点しません。わからないところは積極的にオフィスアワーを利用して質問し、早めに解決できるようにしてください。主体的に授業に取り組むことが大切です。
注)看護学Ⅰ、看護学Ⅱの単位を修得していない学生は履修できません。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション 授業の進め方 小児看護学の概念 |
第2回 | 子どもの成長・発達と看護 ①乳/幼児期の子どもの成長・発達と看護 ②学童・思春期の子どもの成長・発達と看護 |
第3回 | 学校現場における感染症対策・予防接種 テキスト30頁~ |
第4回 | 子どもの緊急度判断 |
第5回 | 症状別看護・対症療法(情報収集の仕方・アセスメント方法) |
第6回 | 症状別看護・対症療法の基本(子どものファーストエイド) |
第7回 | 特別な支援が必要な児童生徒への支援 放課後デイサービスでの支援(ゲストスピーカーによる講義) |
第8回 | 学校保健現場における看護技術 テキスト36頁~、170頁~ アナフィラキシーのアセスメントと対応方法 アレルギー、慢性疾患等を持つ児童生徒の情報収集と共有 https://www.hokenkai.or.jp/kanri/kanri_kanri.html |
第9回 | 学校保健における看護技術(実技演習)テキスト72頁~ 学校健診の練習 健診後のフォローについて |
第10回 | 学校保健における看護技術(演習)テキスト110頁~ 保健学習(養護教諭の実施する保健指導計画の作成) |
第11回 | 学校保健における看護技術(演習)テキスト110頁~ 保健指導(健康に関する5分間スピーチによる保健指導の実践) |
第12回 | 学校保健における看護技術(演習) 問診票の作成・アセスメント・記録 |
第13回 | 学校現場・病院との連携(演習) 受診支援の方法 非定型発達児童生徒の健康課題の理解と対応 |
第14回 | 病院における小児と家族の看護 病院での診察・検査・処置・プレパレーション |
第15回 | まとめ(オンライン) 第1~14回の講義・演習内容の総まとめを行う |