授業の概要（ねらい）

◎本演習は、日本政策金融公庫後援のビジネスプランコンテストに参加します。このコンテストに参加することにより、企画する能力、論理的に考える能力、プレゼンテーション能力を鍛え、就職活動の際に大学生活で何を学んだのかを具体的に示せるようにし、就職に役立つようにします。

　本演習では、経営組織論や経営戦略論の基礎を学ぶと同時に、就職活動に備えて様々なスキルを身につけることを目的としています。そのため、単に書籍や文章を読むだけでなく、ビジネスプランコンテストへの参加、グルーブワーク、企業人との交流会などを通じていろいろなことを学べるようにします。本演習の特徴は以下の二つです。
1.　実地で経営戦略やマーケティング手法、企画手法を学べます
　マーケティングや企画関連の職種や企業への就職を希望している人は、本を読むだけでは学べない実態に即した手法を学べます。日々現実の問題に取り組んでいるプロの人たちが皆さんに直接教えます。
　具体的には、マーケティング会社や起業家が出す課題にチームで取り組み、マーケティングや課題解決のための企画の立て方について学びます。
　また、秋期には春期に学んだことを活かす絶好の機会である「ビジネスプランコンテスト」に参加します。このコンテストは、日本政策金融公庫の後援で開催され、金融公庫で現実に企業融資の審査をしている本物のプロの人たちなどが真剣勝負で審査するため、皆さんの本当の力が試されます。
2.　企業人とのコミュニケーション能力が身につきます
　本ゼミは、企業の人たちと接する機会が大変多いゼミです。1.で見たように、企業の人にグループワークで直接指導してもらうこともあります。加えて、「企業人との交流会」を年に数回開催します。様々な業種の方を毎回数人お招きし、直接企業の人たちと積極的に交流することでコミュニケーション能力を養います。また、人事担当の人たちにも参加してもらうため、就職活動に役立つことを学ぶ機会にもなっています。普段は聞きにくいこと、合同説明会などでは絶対に聞けないこと（どのような学生が採用されませんか？とか）なども気軽に聞ける交流会です。
3.　3年生のうちから卒業論文の準備を始めます
　卒業論文は選択必修であり、論文指導は演習の担当者が担当することになっています。これを踏まえ、本演習は3年生のうちから卒業論文の準備を始めます。具体的には、年数回自分が決めたテーマについてグループワーク、もしくは教員の前で発表し、自分の論文についての理解を深めます。そして、長期休暇を利用して卒業論文の一部を作成し、4年生になったときに卒業論文を作成する場合に備えます。

授業の到達目標

　①　ビジネスプランコンテストに参加することにより、企画力、論理的思考力などを身につける。
　②　企業人との交流会やグループワークを通じ、様々な人たちとコミュニケーションする能力を身につける。
　③　就職活動に必要な、企業や社会的情勢に関する基本的な知識を身につける。
　④　経営組織論もしくは経営戦略論に関する基本的な知識を身につけ、それを基に自分独自の研究を展開できるようにする。

成績評価の方法および基準

(1)成績評価の方法
　①　毎回、授業内容に関連した発表を行い、評価の対象とします。
　②　学期末に自分の研究内容を発表し、評価の対象とします。
(2)成績評価の基準
　①　テーマに沿って自分の主張したいことを論理的に主張できるか
　②　パワーポイントを適切に用いてプレゼンテーションできるか

教科書・参考文献

準備学修の内容

　各人の必要に応じて、事前に文献の講読を指示したり、自分で調査・研究することを指示することがあります。

その他履修上の注意事項

　①　WordやPowerPointなど基本的なソフトを使用できるようしてください。
　②　第一回の授業で履修状況の点検を行い、それを踏まえて履修指導を行います。
　③　夏休み中に課題を出します。
　④　ゼミ交流会で自分たちのゼミの宣伝を行ってもらいます。
　⑤　初回の授業の時に、本授業で利用する外部サイトに接続するための必要な手続きを行います。

授業内容