授業の概要（ねらい）

　良好な環境や地域の価値を維持向上させるために住民・事業主等が協働する取組みが「エリアマネジメント」として体系化・提唱されている。
　本講義では、前期の学修を踏まえて、「まちづくり・観光・エリアマネジメント」の推進に向けた具体の活動や体制などへの理解を深めることを目指す。そのため、特に多摩ニュータウンに注目し、「まちづくり・観光・エリアマネジメント」の具体的活動を概観する。さらに、「まちづくり・観光・エリアマネジメント」の組織体制、支援・展開とこれを支える制度について学ぶ。これらの学修を踏まえて、自らが関心のある「まちづくり・観光・エリアマネジメント」の活動・組織・制度の事例と地域の課題・問題点の解決等に関して考察する。
　なお、受講者の関心等をもとに必要に応じ関係者をゲスト講師として招聘する機会をつくる。

授業の到達目標

①多摩など身近な地域における「まちづくり・観光・エリアマネジメント」の活動・プロジェクト事例をもとに、市民活動と地域の課題との関り等について説明できる。
➁「まちづくり・観光・エリアマネジメント」の組織体制について基本的事項を理解し、特徴を説明できる。
③「まちづくり・観光・エリアマネジメント」の支援・展開とその制度について基本的事項を理解し、特徴を説明できる。
④自らが関心のある「まちづくり・観光・エリアマネジメント」の活動・組織・制度の事例をもとに、地域の課題・問題点のより良い解決方法と望ましい将来の姿について提案できる。

成績評価の方法および基準

評価は、各回の授業内容を振り返り自分の意見を記述する授業ノートが40％、課題レポートが60％の配分によって総合的に評価する。
授業ノートの未提出４回以上、あるいは課題レポートを未提出の場合は、単位取得不可なので、厳重に注意すること。

教科書・参考文献

準備学修の内容

まちづくりは、日常生活のあらゆる分野が総合的に関連するため、日頃から新聞、雑誌、メディア情報等を通して地域・社会の現状に広く関心を寄せるようにしてほしい。

その他履修上の注意事項

〇後期には、前期の学修内容を展開して考察を深め、前・後期を通じて体系的理解を得られるよう構成しているため、後期受講者は、前期の単位を修得していることが望ましい。
〇授業ノートの未提出が4回以上は単位取得不可、提出期限後は受理できないので、厳重に注意すること。
〇課題レポートを未提出の場合は単位取得不可、提出期限後は受理できないので、厳重に注意すること。
〇受講者の理解関心や進捗、感染等の社会状況等によりスケジュールを一部修正する可能性もある。

授業内容